「エースをねらえ!」お蝶夫人の口癖「よくってよ」が素敵すぎます
目次
【「エースをねらえ!」年齢不相応なお蝶夫人&宗方コーチ】
♥ライターちゆゆんです♥
高校時代、「エースをねらえ!」を全巻そろえていました。
寮の同級生に貸したら、寮生の間で又貸しされ、返ってきませんでした。
すごく悔しい(いまだに)。
さて、テニス未経験の主人公・岡ひろみ。
学園で大人気の「お蝶夫人」に憧れてテニス部に入ったら、
なぜか初心者なのに、選抜メンバーに選ばれてしまいます。
鬼コーチ・宗方仁(ムナカタ・ジン)に、その秘めた才能を見出されたからです。
たしか宗方コーチは25才くらいのハズ。
もう盆栽とか始めててもおかしくない感じです。なんだろうこの落ち着き。
その前に、お蝶夫人について。
お蝶夫人は、本名に「蝶」という字すら入らない(本名は竜崎麗香←この名前もスゴイ)。
でも、蝶のような華麗なテニスプレーだから「お蝶」なんですね。
「じゃあ、夫人とは一体?」というハナシなんですが、これは諸説あって、
「蝶々夫人」から取られた説、テニス黄金期に「○○夫人」という呼称が多かったから説、
ほかに「夫人」に”高貴なお方”という意味がある説、などなど。
既婚者かどうか、っていうのは無関係らしいです。
後ろがお蝶夫人
まぁ、こんなイデタチで目の前に現れたら、「夫人!」てよびたくなるのも分かる気がします。
お蝶夫人のおうちは、まるで海外のお城のよう。メイドが働き、フリフリのネグリジェを着ています。
なぜ金髪なのかをツッコむのはよしておきましょうね。よくって?
【お蝶夫人ごっこ、大流行!お蝶夫人のお決まりのセリフ「よくってよ」】
高飛車キャラが人気のお蝶夫人。
最初は妹のようにかわいがっていた主人公・岡ひろみにホンモノの実力がついてくると、いきなりテニスを辞めるよう宣告するお蝶夫人。
そのときのセリフがこうです。
「岡さん。よくって?私か、テニスか。どちらかよ!」
どんだけワガママなんだよ・・・!
自分のテニスの地位がおびやかされそうになると、かわいい後輩を排除しようと動き始めるお蝶夫人。
ちょっと興ざめですね。冷静さがウリだっただけに。
でも、途中から岡ひろみの才能を認めて、2人の絆は固く結ばれました。めでたし。
私もテニスをやってたのですが、テニス部ではお蝶夫人のおかげで、「よくってよ」ブームが起きました。
失敗して「ごめーん!」と謝ると「よくってよ!」と返ってくる。
このお嬢様風会話が楽しくて、私はテニス部を続けていました(実話)
【「エースをねらえ!」はスポコンではなく精神修養のオハナシ】
もうこの漫画、「スポーツ漫画」というより「精神修養マンガ」だと私は思ってます。
じつはお題は、テニスでなくてもよかったのかも知れない。
作者の方は今、宗教の教祖さまになっておいでです。
とある雑誌インタビューで、執筆当時を振り返り、作者さんはこう語っていらっしゃいます。
「エースをねらえ!を描くときは、勝手に筆が動いていた」と。
何かが作者の上に降りていたらしいです。それくらい、没頭して描いておられたとのこと。
この漫画がスポコンではなく、精神を培うマンガだと思える理由があります。
それは、「エースをねらえ!」には魔球みたいなものが一切出てこない、ということ。
変な”技めいたもの”が出てこないんですね。
たとえば、消える魔球だとか、必殺木の葉落としだとか、そういうのはまったくなくて、すべて正攻法なんです。
しかも、テーマが重い。
最愛のコーチの死、それでもテニスを続けていく意味、生きる意味・・・。
そういうのを自問自答しつつ生きる主人公が描かれているマンガです。
いろいろツッコミドコロはあるんだけど(お蝶夫人のお金持ち具合とか)、
感情移入せずにはいられない、ずしりと重いストーリーとなっています。
だからこそ、借りパクされたのは痛手なんですよ!オキニイリ漫画だったのに。
借りパクやまた貸しは、ダメ、ゼッタイ。
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