漫画【ジパング】第二次世界大戦の渦中へタイムスリップした乗員241名のみらいは!?
四海に囲まれ 独立し 力に満ちた… その島は間違いなく我々の眼前に存在する。
それが…ジパングだ。
こんにちは、ライターの「ろくはち」です。
この作品は、簡単に言うともし現代のイージス艦が世界大戦中に現れたらという歴史改変SFです。
沈黙の艦隊で知られるかわぐちかいじ先生の9年にわたる連載作品であり
圧倒的な画力、濃密な人間ドラマに心打たれること間違いなしだろう。
漫画【ジパング】出会ってしまった2人の男
物語は現代から始まる。
海外派遣によりハワイへ向かう自衛艦隊の最新イージス艦「みらい」はミッドウェー沖で
異常気象に見舞われ約60年前の第二次世界大戦末期にタイムスリップしてしまう。
異常事態の中、出港した横須賀を目指し航路を取るみらい。
そんな中、角松洋介は撃墜され今にも沈もうとしている水上機から
帝国海軍草加拓海少佐を救助する。
自らを救ってくれた角松との間に友情が芽生えるも、
「みらい」艦内にて大戦の行方とその後の日本を知った草加は、歴史を変えようと動き出す。
漫画【ジパング】2人を主軸に据えた物語に目が離せない!
人に対し、異様なまでの愛情深さを持つ角松は、草加を助けたという負い目を感じて彼の野望を阻止しようと奔走する。
対し、アメリカとの早期講和に向けて着々と計画を進める草加。そして遂に「みらい」から持ち得た資料を基に日本が原子爆弾を誕生させてしまう。
正史では日本が被爆国として存在しているため、読み手としてこれは中々に衝撃的な展開であるのではないだろうか。
新たな歴史の誕生に立ち会う「みらい」と乗組員たち。
草加拓海という波紋は彼らを大きく揺らし、やがてその波紋は日本帝国に協力するか否かの問いかけとなり、結果「みらい」内部の分断につながってしまう。
その後、紆余曲折を経て再び結束する「みらい」。この時代で生きることを覚悟し、自衛官として、日本人として、この時代に存在する1人の人間として、彼らが導き出した答えとは…
漫画【ジパング】は唯一無二の作品
ジパングは、戦後の日本や日本人とは何かを問う作品だ。一つ注意してほしいのは、この作品に反戦主義や日本の否定などといった思想は掲げられていないということ。(あくまで個人の解釈)
ちょっと難しそうだな、と思っている方も多いだろう。安心して欲しい。各登場人物の葛藤、思惑、信念に注目してこの作品に目を通してみて頂きたい。きっと、貴方なりに感じられるものがあるはずだ。
ジパングはアニメ化もされていて、完成度も素晴らしい出来になっている。漫画から入るのが少し億劫だと考える人は、こちらをおすすめしたい。
待ち受ける衝撃の最終回まで、あなたは眠ることさえできず作品の世界観に引き込まれるだろう。未読の人は是非。
漫画【ジパング】の無料試し読みはこちらのBookLiveにあります!スマホやPCで読めるので「かわぐちかいじ」の世界を体感してください。
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