ネタバレ注意!お下品系野球漫画「佐藤くん」は色々スゴい! | このマンガが目に入らぬかっ!- 漫画のネタバレ・レビューサイト

型破り過ぎる高校球児たちがスゴい約束に発奮し大変身!野球漫画「佐藤くん」

日本でもっとも人気のある学生スポーツは、おそらく硬式野球でしょう。

とりわけ甲子園を目指す球児たちの熱気は凄まじいものがあり、ファンも物凄く多く、それ故、野球漫画としてもあらゆる方向から掘り下げられてきました。

ただ、それ故に、少々の型破り程度ではまったく驚かなくなってしまったという野球漫画ファンも少なくないと思いますが、この「佐藤くん」はまったく違います。

何しろ作者は、「天のプラタナス」や「dreams」、「4P田中くん」などの名作野球漫画で一世を風靡した川三番地先生ですから、ポテンシャルの高さは折り紙つきです。

しかし、どうも主人公チームである西高の面々の様子がヘンです。

主人公、鈴木佐藤(本名)君がキャプテンをつとめる西高野球部ですが、まったく真面目に部活をやっていません。

タバコや酒は当たり前、女生徒たちにはちょっかいを出し、しまいには女子更衣室に忍び込んで下着を盗んだりと、退学を食らわないのが不思議なぐらいの悪の限りを尽くしています。

このヤバさは「dreams」の久里をはるかに上回るものがあり、キャプテンの佐藤くんとしても頭を悩ませていますが、その佐藤くんにしても、高校に入学早々、先輩から酒を飲まされて悪の道に走ったというヤバい系であり、しかもエロさに関しては他の部員たちをもしのぐという危険人物ですから、周囲からの評判はお察しです。

そんな好き勝手している野球部は、当然のように廃部を言い渡され、試合に勝たないと部を潰されてしまうところにまで追い詰められてしまいます。

しかも廃部のための試合ということで、甲子園常連の岩田高をぶつけられるという絶体絶命の状況で、周りの一般生徒も、これはもう廃部は確定という空気になっていましたが、そこで佐藤くんは一つの提案を出します。

佐藤くんが言い争っていた女子テニス部員に持ちかけたのは「俺らが勝ったらやらせてくれ」という何ともメチャクチャなもの。

普通だったら絶対に無理目な要求ですが、野球部をバカにしまくっていた手前、断ることもできないと女子生徒はOKしてしまいます。

そうなると俄然、野球部の面々はやる気になりました。

元々、退学レベルであけすけなエロさを示しているが故に、モテない続きの面々でしたから、その爆発力はただ事ではありません。

汗どころか血にまみれても練習を続けるという熱気の中、自らのエロさで、部員たちは野球のコツを掴んでいくのでした。

童貞力=野球力という佐藤くんたちの爆発力がスゴい!野球漫画「佐藤くん」

……と、ここまでざっとあらすじを中心に追ってみて明らかなように、この作品には、他のほとんどの野球漫画にはある「男と男の勝負」といったストイックな要素は一切ありません。

とにかく煩悩1000%、女の子とイイコトがしたくてしょうがないという思春期のモヤモヤが具現化したような佐藤くんたちの爆発力が作品の核になっており、主人公サイドの西高野球部勢にまともというか善人が一人もいないというヤバさが作品をオンリーワンなものに仕上げています。

しかし、知り合いの女の子たちとシたいという一念で命懸けのような練習をこなし、試合に臨む彼らには不思議とイヤミな感じはしません。

色々と理由は考えられますが、第一の要因としては、「言い訳」がないところがポイントなんだと思います。

他の多くの作品なら、真人間というかカタブツなキャラをメインに据えて、行き過ぎた佐藤くんたちの暴走を食い止めたりと「本音」を匂わせたりするのですが、本作では一切そういう「照れ」がありません。

だからこそ、スポーツ漫画的なお約束をすっ飛ばし、強烈な展開によって西高ナインに勝利が巡ってきても、イライラすることがないのです。

佐藤くんたちの童貞力をフルに利用する大人たちの汚さがスゴい!野球漫画「佐藤くん」

結局、岩田高との一戦は、バットやベースにヒワイな絵を描きまくるという、自分たちの「エロ爆発力」を最大限に引き出す戦略が効いて、西高の勝利となりました。

これで廃部の危機は免れ、女子テニス部の面々ともやれると意気込む野球部員たちでしたが、当然と言うべきかテニス部の女子たちからはすっぽかされてしまいます。

一方、大人たちは奇跡的な爆発力を発揮した佐藤くんたちのエロパワー、それも女の子と経験したいという「童貞力」に目をつけることとなります。

甲子園常連の岩田高を破れるほどの力を持っているなら、潰すよりうまく乗せた方が得というわけです。

そこで大人たちが取ったのは、一見子供にも見える女子高生、泉を野球部のマネージャーとして派遣し、甲子園に行った際、一番活躍した人と「関係」すると宣言してもらうことでした。

これにより、部員各人の「やる気」は最大限に維持される上、もし甲子園に行けたとしても「童貞力」を失うのは一人だけ、しかもその貢献者の査定は泉に任せられているという、何とも本格派な仕掛けが打たれていました。

普通であれば、「大人の判断」が働いて部の「やる気」にストップをかけるところですが、そこは作中に照れがないだけあって、大人たちも目的のためには一切妥協をしません。

だからこそ、ヤバさに拍車がかかり、他にはない物語が展開されていくわけです。

それにしても、これだけの濃度の下ネタ系作品が少年誌に連載されていたという当時のパワフルさには舌を巻くとともに、佐藤くんたちのガムシャラな姿には、後の川三番地先生が描く作品の主人公たちの一途さとも通じるものがあるなと、意外なほどに爽やかな読後感を味わってしまいました。

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