「聖ロザリンド」血筋って信じる?巨匠わたなべまさこのホラー漫画
♥ライターちゆゆんです♥
【身内が恐ろしい天性の殺人鬼だったとしたら、どうする?】
もし、自分の大切な身内が、
悪気のない殺人を繰り返していたとしたら?
生まれながらの”絶対悪”が身内に存在したとしたら、どうすればいい・・・?
この「聖(セイント)ロザリンド」は、
天使のように愛くるしい幼い少女が、
無邪気に殺人を繰り返していくホラーストーリーです。
見た目もしぐさも天使のように可愛らしく、聞き分けのよい少女、ロザリンド。
素直で正直、誰からも愛される子です。
でも、この子は生まれながらにして、すでに十字架を背負っていた。
この子に悪気はない。
でも無邪気な行動のひとつひとつが”完全悪”なんです。
立ち読み増量のときにたまたま読んでたら、
このロザリンドの行く末がめちゃくちゃ気になって、
思わず購入してしまったもの。
「これはバッドエンドしかないんだろうな(涙)」と思ってたら、
最後はある意味幸せに物語が収束していきました。
でも、すっごく泣いてしまった。
1巻で終わる物語なんですが、最後のシーンは何度読んでも泣いてしまいます。
「これで良かったのだ・・・」と自分に言い聞かせながら。
【巨匠・わたなべまさこさんのホラー漫画はほんとに怖い。身が凍ります】
無邪気な約束や正義行動を、思ったままに遂行するロザリンド。
その結果は、いつも血みどろです。
どこからみても無垢な少女。でもその実態は・・・。
屋敷の執事のみが、ロザリンドの本質を見抜いています。
でも、両親や友人は、その天使のような容貌に、残酷さを見出せず・・・。
無邪気に話す言葉も、すべて怖い。
自分で手を下した死人のそばに、スキップしながら近寄るロザリンド。
こんな姿をじっと陰から見守っている執事は、
この純粋に残虐な少女に裁きを受けさせることができずにいます。
まだ8才、この呪われた少女の将来はどうなってしまうのか?
じつはこのロザリンドの家系には、
いわくつきの人間がその存在を闇に葬られていました。
その秘密をしってしまった執事の行動は・・・?
怖いコマですが、これもロザリンドの善意の行動です。
ロザリンドっていつも「人を喜ばせるため」「いい子でいるため」に動いている。
でもその行動はぜんぶ、社会的に許されないことばかりなんです。
法で裁けない、心理学で解決できないケースの罪をどう裁くのか?
結末で、天使のようなロザリンドは、無邪気で残酷な裁きを受けることになります。
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