レビュー!立川恵「電脳少女Mink」が少女漫画として魅力的な理由
【電脳少女Minkのストーリーは?】
中学一年生の頃、私が多くの少女漫画に出会った時期に一番ハマったのが
立川恵先生の「電脳少女Mink」でした。
ごく普通の、ちょっとミーハーな女子中学生・白石みんく。
未来から来たCD-ROMの力で大人気アイドルMinkに変身するというお話です。
先輩兼マネージャーへの恋
おっかけをしていたバンドのボーカルに好意を寄せられどぎまぎ
ライバルのいかにも悪役なアイドルからの嫌がらせに立ち向かう姿
そして、未来のディスクの開発者との出会い…。
どのストーリーもシナリオの構成力が大変高い
流れも自然
王道少女漫画なのに違和感を感じることもない
「こんなの普通はありえないよねー」みたいなツッコミを入れたくなることもない
最後まで素直に楽しく読む事が出来ました。
【立川恵先生の作品の魅力とは?】
この作品はアラサーになった今でも大好きなのです。
その理由は単に面白いからとかトキメクからとかだけではなく、
少女漫画としての完成度があまりにも高いと感じたからなんです。
まずは絵柄。
さすがは人気作家の立川先生と言ったところ
女の子ウケも美少女好きな男性ウケもいい、とっても可愛くて少し儚さをも感じさせる女の子の描き方が魅力的。
ファッションも可愛らしくて、キャラクターひとりひとりの個性に合った描き方がとにかく上手い!
Minkに変身した時の衣装もとっても可愛いです。
当時の少女漫画らしく、読者から募集したデザインが作中で採用されたりしていたのも一読者として楽しめました。
そして、これが立川先生の作品の素晴らしいところなのですが…
画面の構成力と各シーンの構成を利用した表現力です。
少女漫画といえば複雑なコマ割りですが、それが立川先生の描き方は本当に上手いです。
読みやすいだけじゃなくて「ここの表現こうきたか!上手い!」と思わず感心してしまうんですね。
漫画を読んでいるのに、まるで軽快にキャラクターが動き回るアニメを見ているかのような感覚になります。
Minkのライブシーンなんかはとくに凄いです。
会場の熱気や感動…
そして、Minkが危機に立たされてる時のステージの緊張までもがこちらにまで伝わってきそうな描き方です。
何でこんなアイディアが浮かんでくるのかと、とにかく感心してしまうんです。
今までいろいろな少女漫画を読んできました。
ですが、絵柄・コマ割り・ストーリー・キャラクター…
この全てにおいて私が出会った少女漫画で最高の作品が「電脳少女Mink」だと思います。
こってこての少女漫画が好きな人は絶対ハマると思うので、大変お勧めな作品です。
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