マンガの神様が生んだイケメンキャラ・ロックの魅力
手塚治虫作品に登場する美少年・イケメン枠の筆頭ロック・ホーム!
漫画オタクなので好きなキャラはたくさんいるのですが、一番好きなキャラは間違いなくロック・ホームであると断言できます。
彼は多数の手塚治虫作品に登場する美少年・イケメン枠の筆頭。
一人にしてさまざまな顔を見せてくれる、読者からするとキャラと言うより俳優のような、異色な立ち位置にいます。
様々な顔を持つマンガキャラクター!それがロック・ホーム
その与えられた役柄は様々で、ある時は書生として取り入った家の主を澄ました顔で殺害し財を乗っとったり(バンパイヤ)。
またある時は、幼い頃ブラックジャックと痛みを分かった親友だったり(ブラックジャック・刻印)。
他にも犯罪者グループの少女を踏みにじる最低な美形刑事(アラバスター)だったり、売れないタレントのお守りをさせられる三流ライターだったり(ブッキラによろしく!)。
はたまた孤高にして高潔な人狼青年(ウオビット)の時もあれば、未知に臆せず立ち向かう主人公(ロック冒険記)や、良識あるサラリーマン(ブラックジャック)などの平凡で朗らかなポジションすら彼は難なくこなしています。
彼らロックは、(世代ごとの絵柄違いはあれど)どれも同じルックスであるにも関わらず、それぞれがハッキリ異なる色彩を放っています。
まるでカメレオン俳優として知られるジョニー・デップのように。
ちなみに彼は俳優キャラ(?)だけあって名前も幾つかあり、主なものとしては外人だとロック・ホーム、日本人だと間久部緑郎と言う名をよく与えられています。
『ブッキラによろしく!』のやさぐれたイケメン・間久部緑郎
ロック・ホームのもう一つの顔「間久部緑郎」とは
さて、こんな風に様々な顔を持つロックですが、ここでは私がことさらに気に入っている『ブッキラによろしく!』のやさぐれたイケメン・間久部緑郎について紹介します。
彼は物語の始め、ガメついルポライターとして登場し、きなくさい特ダネを嗅ぎ付けるために脅しのような形で売れっ子タレント少女に近づきます。
ここまではサイコパス的役割が多い彼らしい性格。ですがここからは驚きのシフトチェンジ。
何とお転婆すぎるタレント少女に振り回されて調子が狂い、挙げ句に彼女と妖怪の不思議な愛に胸を打たれちゃったため、前途多難な彼女を放っておけないぶっきらぼうな良いお兄さんにランクアップ(?)しちゃうのです。
その後は引っ越しで曰く付き物件を掴まされたタレント少女を身体を張って助けたり、干された彼女が詐欺られて呼ばれた幽霊島ロケに付き合ったりで、これ以上ないくらいのイケメン保護者っぷりを余すことなく発揮しています。
前半とのギャップもさることながら、純粋に女の子を守る彼はカッコイイです。
これで惚れないトロ子ちゃんが不思議なくらい(笑)。
もしも手塚作品は昭和だからと敬遠してるイケメンキャラ好きの方、そんな方には騙されたと思って一度『ブッキラによろしく!』を読んでもらいたいです。
一回ハマると、そりゃもう芋づる式に魅力が掘り起こされるので!
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