ネタバレ有り漫画「レネゲイド」意味不明な悪意に狙われる恐怖・・・!
自業自得・・・とはいえあまりに酷い?(内容ネタバレ含みます)
漫画「レネゲイド(renegade)」。
「不安の種」や「後遺症ラジオ」などで有名な中山昌亮さんの作です。
1巻完結(もっと読みたかった・・・!)。
立ち読みで引き込まれたので、続きが気になって思わずポチ。
ネットの悪意って、自分に跳ね返ってくるものなのかもしれません。
◆ざっくりとしたあらすじ◆
ニートの田嶋は、日頃のうっぷん晴らしに、
ネットで悪意を垂れ流しています。
匿名で送られてくる”嫌いなヤツの顔写真”を
死体などの悪趣味に加工して、ネットに載せる。
一文の得にもならない卑劣な遊び。
そんな中、一通の殺人依頼が舞い込みます。
”とある女性を殺してほしい”という内容。
「ただのイタズラ」とスルーしていた田嶋ですが、
ある日鍵をかけて出たはずの玄関内に、
依頼料の2000万が置かれていて、さすがに戦慄します。
殺人依頼の締切は4月10日。
この「4」・「10」の数字で、依頼者は田嶋を精神的に追い込んでいき、
田嶋はついに行動に出ます。
【殺す相手はファミレスの可愛らしいウェイトレス】
精神的に追い詰められた田嶋は、
2000万円を一方的に受け取っていることや、
自分の卑劣なネット遊びがバレることを恐れ、
ウェイトレスを襲い、失敗。前科一犯となってしまいます。
しかし不思議なことに、「家にあるはずの2000万」は、
警察の家宅捜索の際には姿を消しており、
警察は田島のことを”ただの危ない精神状態の者”とみなして釈放。
腑に落ちず家に戻った田嶋は、玄関に2000万が戻されているのを見て
「悪意のある誰かに弄ばれている」と察します。
田嶋はウェイトレスの女の子から、完全にストーカー扱いです。
しかし、どうにか事情を説明し、女の子の信用を得て、
2人は不本意ながらもタッグを組み、見えぬ敵に反撃を試みます。
さまざまな職業の人を巻き込みながら、徐々に敵を追い詰める2人。
ですが、真犯人は意外な人物でした。
ネットに悪意をぶつけていたら、悪意では済まないような壮大なイタズラを
見知らぬ相手に仕掛けられた田嶋。ある程度は自業自得ですが
お金や殺人、ストーカー事件などが絡んできて、
しょうもない遊びの対価にしては釣り合わないような危機を迎えるハメに。
1巻完結とは思えないほど濃密な出来栄えでした。
ネットの悪意の応酬って、実現すればこんな感じかもしれない。
相手は1人かもしれないし、大勢かもしれない。
互いに匿名だからこその卑怯なやり口がジワジワ来ます。
そして、また続刊がありそうな終わり方で、これまたドキドキ。
ちなみに、タイトルの「レネゲイド(renegade)」の意味は、
1背教者.2脱党者,変節者; 裏切り者.
だそうです(Weblio辞典より)。
主人公も敵側も、みんなレネゲイドなんですね。今までもこれからも。
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