ドラマ化漫画「リアル・クローズ」~人の内面は、外見に表れる!?
⇒働く女性が価値観を変えるとき、人生の選択も変わってくる?漫画「リアル・クローズ」立ち読みはeBookJapan(無料)
【内面vs外見、どっちが重要?男性も女性も考えさせられる話】
槙村さとるさんの漫画「リアル・クローズ」。
ファッション映画「プラダを着た悪魔」を日本向けにして、
もっと身近にしたようなストーリーです。
もともと内面重視派で、「服は表皮一枚のこと」と感じている
主人公・絹恵(きぬえ)、独身27歳。
デパートのふとん売り場で働く、明るく素直でまっすぐな性格のバイヤーです。
お客様にぴったりの寝具を提案することにやり甲斐を感じており、
ふとんの売り上げも上々。客層に最も多いオバサマ世代にウケのよい絹恵。
友達のように気楽な彼氏もいて、それなりに幸せな日々を送っている。
ところが、ひょんなことから婦人服売り場への異動が決まり、
アパレルバイヤーとして働くことになりますが、
ふとん販売とファッション販売とは、まったく勝手が違うことに驚きます。ある日、戸惑う絹恵の前に現れた、ファッショナブルでキツめの美貌の50代女性、
婦人服部門の統括部長の神保美姫。その上司から
「外見が輝いていない人間は、内面もアヤフヤである」という痛い一言を突きつけられ、
ファッションについて真剣に考えることになります。
でも、彼氏は「そのままの絹恵でいいよ」「お洒落なんてそんなに大事?」というスタンス。
絹恵自身もそういう人間だったはずが、ファッションを学ぶうちに、
外面のお洒落が決して外側だけのものじゃないことを学び始めます。
何事にも一生懸命な絹恵。
ファッションについて学ぶほどに、
身にまとうお洋服が女性にとっていかに大切なものかを悟ります。
でも、27年間無頓着だったファッションセンスを、
遅咲き年齢で磨き始めるのは、大変なこと。
痛い思いや失敗をいっぱい経験しながらも、少しずつセンスアップしていく絹恵。
ファッションに夢中で、外見がどんどん輝き始めるんです。
でもその様子を、彼氏はどこか冷めた目で眺めています。
このあたりから、彼氏との関係に摩擦が生じ始めるんです。
⇒オシャレばかりの彼女に冷ややかなまなざしの彼氏。オシャレしすぎ=悪なのか?
【価値観が変わり、人間関係も変化する主人公の葛藤】
ついに絹恵は、職場のお洒落(頑固モノ)で才能あふれる男性上司と彼氏を
比べてしまうようになります。
性格はすごくひねくれているけどファッション感覚に秀でた上司と、
人はいいけど服は手抜きで、変化を求めない平和主義な彼氏。
環境や年齢、出会う人々によって価値観を変化させていく主人公は、
ありのままに付き合えて価値観のブレない彼氏と、
新しいファッションの世界を教えてくれる男性上司の間で揺れます。
女性は変化を嫌う生き物と言われますが、絹恵は安定を求めず、
新しい世界へ目を向け始める。
恋愛や結婚や出産、そして仕事、年齢とファッションのあり方など、
女性にとって大きな人生の決断や変革に、”リアルにクローズ”する内容の漫画です。
この漫画の題名「リアル・クローズ(real clothes)」は、
直訳だと「現実性のある服」になりますが、
<真に迫る>という掛けことばのような二重の意味も持っていると思います。ちなみにこの「リアル・クローズ」は、香里奈さん主役でドラマ化され、
2008年、関西テレビで放映されました。
槇村さとるさんの漫画のヒロインって、ほんとうに素直でまっすぐなので、
「現実にはこうはいかない!」という批評の声も一部ありますが、
漫画だからこそのひたむきさ、私はすごくスキです。
私自身も、ファッションにあまり価値を見出だせない青春時代でしたが、
20代半ばになって、「ファッションもセルフプロデュースの一部だ」と感じ、
その面白さや奥深さに惹かれ始めました。
ただ、この漫画の主人公と同じくデビューが遅かったもので、
自分に似合うものがなんなのか、現在も模索中です。
昔は”外見ばかり飾り立てて、中身が空っぽ”と言われるのが怖い時期もありましたが、
今ではファッションを楽しむこと=人間にとって大事なもの、と思えるようになりました。
ファッションは女性だけのものではなく、男性にとっても、年を召した人にとっても、
すごく意味深いものだと今では思えます。
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