ジブリ『思い出のマーニー』をやっと観たけど予想外に泣いた・・・
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【監督が変わって作品の色合いも変わった。子供向けには見えない】
2014年に日本でアニメとして公開された「思い出のマーニー」。
もともとはイギリスの児童文学作品ですが、ストーリーは原作とは異なります。
スタジオジブリ・米林宏昌監督によるもので、「借りぐらしのアリエッティ」以来の作品。
今までのジブリの監督さんが一切かかわっていない作品です。
主役が2人の少女というのはジブリでは珍しいかも?
作品公開前は、そのポスターで話題になっていました。
キャッチコピーは「あなたのことが大すき。」
二人で手を恋人繋ぎにしています。「こ、これは・・・!」と
憶測が飛び交いました。「ジブリ初の少女同士の恋愛物語なのでは?」と。
左側のボーイッシュな女の子はまるでジェンダーレス女子だし、
右側の金髪の女の子はいかにもな乙女なお嬢様。しかも・・・
「あの入江で、わたしはあなたを待っている。永久に―。」
・・・フォーエバーラブ宣言!
一時的な恋物語でもなく、けっこうディープに直球な愛の誓いを投げかけます。
でもこの時代の流れだし、「そういう試みもいいかもしれない」などと思ってました。
が、観る機会を逃したまま時が過ぎ、ついにDVDをレンタル。
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【海の描写がスバラシイ!彩色にこだわった作品】
本作品を観ないうちに、たまたまTVドキュメントで
制作秘話みたいなのをやっていたんですが、
舞台となる建物(洋館)の色塗りの試行錯誤っぷりをみてビックリしました。
「こんなにこだわって作られているのか・・・!」と。
向かって右の光の当たった出窓の演出とか、それはそれはもう凄かったです。
背景の森の暗さとか、影の描き方とか、何度も何度もイメージどおりになるまで
やり直していました。ちなみにこの窓は、金髪の少女が現れる場所。
金髪少女の名は、タイトルの「マーニー」。
そして黒髪ショートの主役は「アンナ」といいます。
アンナはもらいっ子で病弱。人の輪に入っていけず、感情を外に表さない12歳です。
育ての母親にもあまり心を許さず、いつも鬱屈している。
喘息の調子もよくないので、療養に空気の良い親戚のところにお世話になりにいく。
そこで金髪のマーニーと出会います。
私、最初は勝手に「ひと夏の友情物語かな?」なんて想像してました。
夏の終わりとともにお別れ。でも少女は殻を破って成長・・・みたいな感じを想像しました。
でもぜんぜん違った!ショックでした。
途中で、「物語の主旨がつかめない・・・」とちょっともどかしくなり、
さらに観進めると「これ、幽霊話?」とフシギに思ってしまった。でも、
最後の最後に「ええー!」てなりました。いろんな衝撃が入り混じり、涙。
「アンナとマーニーにはそんな接点があったなんて!」と、
物語の起承転結の上手さにただただ感動。「なるほど・・・!」と
まるで難事件を解決したかのような気持ちにさせられました(笑)
途中までは分かりづらく、終盤になって畳みかけるように種明かし(?)されていきます。
まったく恋愛モノではありませんでした。かといって友情モノかどうかも謎です。
愛情モノ・・・になるのかな?なんと書いていいか分かりませんが、
観た後に尾を引く良作だと感じました。余韻に浸れます。
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