曽祢まさこ『呪いの招待状』~寿命10年を報酬に呪殺してくれる男
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【ゴシックホラーファンタジーといえば曽祢まさこ先生!】
『呪いの招待状』。
殺したいほど憎い相手を、10年の自分の寿命と引き換えに
呪い殺してくれる呪殺師「カイ」を中心とした物語。
とあるビルの一角に事務所をかまえているカイですが、この事務所のドアは
”他人を呪い殺したい願望がある人にしか見えない”仕組みになっています。
誰かを「殺したい」と思った人の元に届く、『呪いの招待状』。
「人を呪わば穴二つ」みたいな戒め漫画でもあります。
ちょっと懐かしい絵柄が、昔からずっと変わらない。味わいがあってスキです。
この黒髪長髪のミステリアスな男が呪殺師の「カイ」。主人公です。
で、金髪のフランス人形が、19世紀から100年以上も生きている女の子「マリー」。
わけあって、カイの補佐をしながら、長らくカイのそばにいます。
100年以上ダテに生きていないので、お金に関してはカッチリしており、
人間への洞察力もばっちり。でも、こっそりカイに片思いしていたりします。(中身はおばあちゃん?)
ちなみに肝心のカイは5000年以上生きているので、マリーなんてヒヨッコでしょうけど(笑)。
5000年以上も生きてれば、「呪殺師」という人間の命をやりとりする稼業につくのも分かる気がしますね。
カイはきっと退屈なんだと思います。そのわりに仕事にはストイックな姿勢です。
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【ブラックジャックっぽいストーリー。人を呪わば穴二つ?】
マンガ『呪いの招待状』は短編集で、依頼人1名ごとに1ストーリーとなっています。
カイの元を訪れる人間は、他人に言えない事情で殺人依頼にやってくるんですが、
その理由がホントに百人百様。
「そりゃ殺したくもなるよね」という例もあれば、
「そんなしょーもないコトで殺すの!?」という例もある。
殺人報酬がオカネではなく、自分の寿命10年という設定なのがオモシロイ。
「自分が早死にしてでも、相手の死ぬ様を見届けたい!」という強い怨念をもって、
依頼者は次々にカイの元を訪れるのです。
ただ、依頼人の中には短命の者もあり、10年寿命が縮むことにより、
呪殺対象よりも先に死を迎えるケースだってあり得ます。
この寿命10年という報酬が、はたして長いのか短いのか?
呪殺対象への恨みと、自分の寿命への執着とを秤(はかり)にかける依頼者たち。
呪殺師である「カイ」がかなり冷酷なので、状況によっては依頼人の命を見捨てることもあります。
ちょっと「カイ」って、ブラックジャックに似ている気がする。
人間の心の醜さを暴き出す系です。
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