「MONSTER」浦沢直樹マンガの№1!名前のない怪物はどこへ…?
♥ライターちゆゆんです♥
【浦沢マンガでイチオシ!時を経ても傑作のまま「MONSTER」】
浦沢直樹マンガって、明るい爽やかモノ(「Happy!」「YAWARA」など)と、
ダークなサスペンス系とがあるけど、
浦沢さんいわく「ダークもののほうが得意」とのこと。
私も浦沢直樹さんのマンガでは、断然暗いストーリーのほうが面白いと思う派です。
中でも「MONSTER(モンスター)」は浦沢マンガの最高傑作じゃないかな?
って個人的に思います。
大きな権力の世界では、たったひとつの”選択ミス”が命取りになることがあります。
MONSTERの主人公、「ドクター・天馬(テンマ)」は、凄腕外科医として出世街道まっしぐら。
院長の美人娘と婚約し、ゆくゆくは大病院の院長と目されている。
でもある日、2例の救急患者の手術を同時に任せられた主人公は、
命の選別を行ってしまうんです。
一人は有名な政治家、一人は一般人の少年・・・。
ドクター・天馬(テンマ)の誠実さが、自身の運命を一転させてしまう。
「患者のための医者である」ことを選ぶのか、
「病院のための医者である」ことを選ぶのか。
MONSTER冒頭では、このようにいきなり重い展開が待っています。
【ドクターテンマが自分の地位を省みず救った命。これが災いの始まり】
「自分が救ったものは、モンスター(怪物)だったのか・・・?」
ドクター・テンマの恐怖はここから始まります。
「自分が救った命は、救うべき命ではなかった」と察したテンマは、
一度救った命を奪うべく、すべてを捨てる決意をします。
「ドクターテンマが救った少年は、いったいナニモノなのか?」
「少年は、どこから来て、何をしようとしているのか?」
たくさんの命を奪いながら姿を見せない”モンスター”。
それを阻止するべく、追いかけるドクター・テンマ。
その過程で、だんだんと明るみになるドイツの黒い歴史・・・。
浦沢直樹さんのマンガの絵の中でも、とくに定評があるのが”人物の表情”です。
セリフがなくても、表情だけで読者にいろんなことを語りかける。
コマ割りも素晴らしい。私、このマンガを読んでいる途中、
あるコマを見て、本を放り投げそうになりました。あまりにもビックリして・・・。
ナゾ解きのハラハラの最中に、めちゃくちゃ心臓に来るコマがあったもので・・・笑。
(非グロシーンだというのに)
とにかく驚いて・・・。読んだ人に聞いてみたら、やっぱり
「あのシーン見て、うっかり本を落とすところだった」とのことでした!
ほかにも本の作りに仕掛けがあることもあります。
とにかく先々が早く知りたいので、ガンガンページをめくってしまいます。
私は、3,4回くらい全体を読み返して、やっと”なんとなく”全体像がつかめるようになりました。
途中でストーリーを頭の中で整理するのが難しくなる部分があります。
(私の理解力が乏しいだけかな?)
結末が衝撃的。ここで内容を書くのは不可能なので、読んだままに感じるしかない(笑)!
私、「MONSTER」に惚れこむあまり、これを買ってしまいました(上)。
「MONSTER」の関連書籍(絵本)です。
そのくらい興味深い漫画でした。イチオシ!!
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