【退廃×耽美】「ライチ光クラブ」古屋兎丸の描くえげつない少年劇!
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【日本の劇団「東京グランギニョル」発・古屋兎丸によるお耽美マンガ】
気味の悪さと美しさ、退廃と浪漫など、独特の要素をMIXさせた、
「エロ・グロ・ナンセンス」を特徴とする劇団「東京グランギニョル」。
もともとはフランスの見世物小屋「グラン・ギニョール」が語源。
とにかく”シュールで血なまぐさい、突拍子もない”内容の芝居のこと。
この「東京グランギニョル」劇団で、漫画家の古屋兎丸(ふるやうさまる)氏が
手がけたのが「ライチ☆光クラブ」です。
かなりアクの強い作品なので、「ムリな人には到底受け入れがたい」内容。
絵柄は美しいんだけど、大正浪漫をグロくさせたような世界観なので、
キワモノ的扱いを受けることが多いと思います。
ふつうの本屋さんに置いてあることはマレで、ビレッジバンガードなんかに
よく並べてあります。つまり”サブカルの極み”的存在なのです。
でも、芸術作品としての評価はすこぶる高く、
東京グランギニョルのメンバーもそうそうたるもの!
丸尾末広(まるおすえひろ)の「少女椿」などが受け入れられるなら、
この「ライチ☆光クラブ」もOKかも?
【漫画「ライチ☆光クラブ」のストーリーは独特!好きな人はハマる】
「ライチ☆光クラブ」には、思春期の屈折した男子学生が多く登場。
絵柄は荒俣弘の「帝都物語」を思わせ、
ストーリーは中二病をとことんこじらせたような感じ。
思春期男子の独特のナルシズムや女性への思い込みを突き詰めた
放課後の危険な思想活動みたいなものが描かれます。
大人になることを拒み、少年期特有のみずみずしさを命がけで守ろうとする少年たち。
大人の成熟した女性をけがらわしいものとし、美少女崇拝意識を強めるクラブ、
それが「光クラブ」です。
ナチス・ドイツを思わせるファッションを身にまとい、
美少女を拉致してその存在を崇めようとするクラブの指導者「ゼラ」少年と、
それに反発する健全なクラブ創設者・「タミヤ」少年との戦い。
「ゼラ」は美少女を拉致するための人型ロボット(原動力はライチの実)で、
美少女カノンをさらい監禁するが、少年愛の傾向にある光クラブ内では
この美少女をめぐり、少年同士でさまざまに確執します。
どんどん人が血みどろで死んでいくんですが、
これは”残酷歌劇”なので、シュール設定でも許されるのです。
でも、シュールな中にも真実をえぐるような描写やセリフがあったりして、
ドキッとさせられるんです。
少年たちの後ろ暗い秘密組織「ライチ光クラブ」が発足する前後のエピソードとして、
「ぼくらのひかりクラブ」(上・下巻)があります。
「ライチ光クラブ」を読むのであれば、3冊まとめて読むのがオススメ。
(まずは順序として本編「ライチ光クラブ」から読みましょう!)
というより、どれか1冊でも読んでハマれば、3冊すべて読みたくなることマチガイナシ!
試し読みの時点で、ハマるかハマれないかはすぐ判断できると思うので、
ちょっと興味のある人は「ebookjapan」で無料立ち読みしてみましょう。
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