ネタバレ注意!レオ・バスカーレア作「葉っぱのフレディ」が心に残る
目次
心に残る!レオ・バスカーレア作「葉っぱのフレディ」との出会い
レオ・バスカーレア作「葉っぱのフレディ」は、著名な絵本のベストセラー作品です。
このことは広く知られていていますが、実際読んだ事がある人は思っているより少ないかもしれません。
私もそんな一人でした。
ふとある日、歯医者さんに予約より早めに到着してしまい、まだ照明が半点灯の待合室で、お子様用に置いてあったこの本を手にして読み始めたところ、その世界観に引き込まれてしまいました。
心に残る!レオ・バスカーレア作「葉っぱのフレディ」の私の感想
最初にざっと目を通した感想は、まず、美しい水彩画の色彩です。
ですがこの本は絵本ですので、絵が美しいのは当然といえば当然です。
そしてストーリー、葉っぱを擬人化したその一生という、わりとありがちと言えばありがちな内容で、語り口もそれほど特異とは思えませんでした。
レオ・バスカーレア作「葉っぱのフレディ」は、なぜベストセラーになったのでしょう?
最初は、身近な題材でシンプルなわりやすさかな、と思いました。
そして、エンディングが少し寂しいという感想を持ちました。
葉っぱとはいえ、主人公のあっけない死とその後に何もフレディの存在が残らない切なさ。
そして、何事もなかったように、サラッと春が来てプツンと物語は終わります。
なにげない物語の終わり方ですが、時間をおいてずっと切なく心に残りつづけるようなエンディングです。
心に残る!レオ・バスカーレア作「葉っぱのフレディ」の世界観とは?
読後もずっと心に残り続けるエンディングの切なさは、作者レオ・バカーレアの死のテーマの扱いにあると思えます。
「葉っぱのフレディ」は、合衆国においてイタリア系移民として生まれ育ち、優秀な教育者として、学習障害を持つ生徒の教育に当たり
教え子の自殺に遭遇した著者レオ・バスカーレアの、深い人格から生み出された世界観であったのです。
「葉っぱのフレディ」は、お子様用だけではない、心をこめた作品です。
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