「甲鉄城のカバネリ」惜しい!スチームパンクな世界観はいいのに…!
【人間と屍(シカバネ)の間の存在、それが”カバネリ”】
「進撃の巨人」製作会社によるオリジナルアニメ作品、
「甲鉄城のカバネリ」。(ラノベはあるけど漫画はまだない?)
ストーリーは「進撃」とよく似ていて(というかソックリ?)、
人間がゾンビ(屍=カバネ=)に住処を追いやられ、
日々戦いつつ衣食住をどうにか確保している状況から始まるアニメです。
舞台はいちおう日本(=日ノ本)ですが、
蒸気機関が発達した世界となっており、しかも和装の時代とあって、
なんともフシギな世界観が広がっています(和製スチームパンク?)。
「進撃」と同じく、住処を”カバネ(不死のゾンビ人間)”に奪われ、
走る甲鉄の蒸気機関車内&城塞になっている各駅で暮らしている人間たち。
それ以外の外界はカバネでいっぱいです。人間は、カバネというバケモノのために、
マトモな暮らしが送れていません。
そんな状況を打破しようと、主人公格である「生駒(イコマ)」は
カバネを退治する蒸気機関砲(=ツラヌキ筒)をオリジナル開発。しかし、
カバネに噛まれた末、どうにか脳を乗っ取られずにすんだイコマは、
不死BODYとなり、人間とカバネの間の存在、「カバネリ」となってしまう。
イコマは人間性を保ってはいますが、
一般の人たちからは「奴もカバネではないか」とツマはじきにされ半軟禁状態。
そんなとき、イコマが出会う少女「無名(むめい)」。
彼女もなぜかイコマと同じく、”カバネリ”の不死身BODYの持ち主で、
戦闘能力が異常に高い。思考回路も少しカバネに近いため、
人々から敬遠され気味で、強がりながらも、じつは寂しい思いを抱いています。
【イコマと無名が出会うことで、物語は進展する】
カバネリになった経緯は違えど、2人は立場は同じで、
人間にもカバネリにもなれず、半端な身。孤独感を抱きつつも、
2人は性格の違いからか対立しつつ、共にカバネ討伐を繰り返します。
この無名ちゃん、超絶イケメンの兄様(あにさま)がおり、
盲目的に崇拝しています。無名ちゃんは幼いころ、
この血のつながらない兄様に命を助けられたようで、忠誠を誓っていますが、
この兄様、どうやらちょっとサイコパス寄りらしいのです。
強くて優しげに見えますが、”弱いものは死ぬべき”という差別思想の持主。
それに気づかない無名ちゃんと、2人の関係を危ぶむイコマ少年。
事実、兄様は、自分のある目的のために、無名ちゃんを利用していたのです。
兄様に裏切られ、支配される無名ちゃんをイコマは救出しにいくのですが・・・。
最後は大きなどんでん返しが待っています。
兄様はダークサイドにいるのか、そうでないのか・・・?そこがミソです。
この「甲鉄城のカバネリ」に登場する女の子たちって、すごく可愛いので目の保養です。
桂正和さんの描く女の子みたいな雰囲気で、ほんと美しい!
でも、感情移入できるキャラクターはあまりいなかったかも・・・★
このお話は、展開や世界観、絵柄を堪能するのがいいかもしれない。
一部の間では絶賛されているんだけど、「進撃」の描き込みと比較してしまうんです。
「進撃」はストーリーが長く、世界観がヨーロッパ風で親しみやすいので
大人気を博しましたが、「カバネリ」はコア層ウケが良いタイプのお話です。
それぞれに違った良さがあるけれど、カバネリももう少し長さが欲しかったかな?
もうちょっとストーリーが長ければ、各人物の掘り下げももっと深くできたかもしれない。
でも、「スチームパンク×和服」という、日本アニメ史上ほぼ初の異色の組み合わせで
構成されていて、斬新&見ごたえ抜群です。あと、進撃のミカサちゃんよりも、
カバネリの無名ちゃん&アヤメさまのほうが、個人的には好みですね^^
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