日本語再発見コミックエッセイ「日本人の知らない日本語」蛇蔵&海野凪子著 マンガで読みやすい!
日本人の知らない日本語 私の知らない日本語
私が生きてきて40数年、日本語を使って生活するということに特に何の疑問も持っていませんでした。
「日本人の知らない日本語」では、日本人が普段当たり前に使っている言葉が外国の人たちから見てどう疑問に思うかマンガでわかりやすく描かれています。
外国人に日本語を教える学校に勤めている凪子先生が、外国人の生徒達と繰り広げる日常の授業は笑い満載です。
そして勉強にもなります。
私が知らなかったのは敬語について書かれた部分です。
「日本人の知らない日本語」では、まちがいだらけのバイト敬語についてマンガで説明しています。
「ご注文の方以上でよろしかったでしょうか」は間違いで、「ご注文は以上でよろしいですか」が正しいです。
コンビニで間違っている方を聞いて何も感じなかった自分がなんだか恥ずかしい気持ちになりました。
日本人の知らない日本語の歴史
私は日常使っている言葉の成り立ちに思いを馳せたことはほとんどありません。
日本人の知らない日本語では、言葉の成り立ち・歴史についても触れられています。
例えば「おたま」は由来はおたまじゃくしに似ていて、その「しゃくし」は「しゃもじ」の元々の名前とされています。
とてもためになります。
そしてなぜ「しゃもじ」と呼ばれるようになったかというと、室町時代に「もじ」という言葉が宮中の女房たちに可愛いとされて、何にでも「もじ」をつけるようになったからとなっています。
「しゃもじ」の他には、かつらは「かもじ」、ゆかたは「ゆもじ」と広まっていったようです。
今でもわかる「ひもじい」などもそうらしく、驚きました。
「日本人の知らない日本語」と外国の習慣の違い
「日本人の知らない日本語」では、トコロかわればという章で日本と外国の違いをマンガで描いています。
例えば、凪子先生の答案の○付けは当然合っているものが○です。
ところが中国・アメリカ・フランスでは○がついていたらここが間違っていますのしるしだそうです。
びっくりしました。
日本での「おいでと」手を振るジェスチャーはアメリカでは「あっちいけ」の意味になるそうです。
海外に出かけた時にとても参考になると思いました。
このように日本人が知らなかった自国語日本語についてマンガで笑いながら楽しくわかることができます。
ぜひお勧めしたい本です。
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