ネタバレ注意!岩館真理子作の漫画「4月の庭の子供たち」
目次
華道の家元が主人公!岩館真理子作の漫画「4月の庭の子供たち」
華道の家元が主人公の漫画である。
ママが題名になった「うちのママが言うには」を読んだ後、次は子供だろうと思いこの「4月の庭の子供たち」を選んだ。
和服で花を生けるような和の頂点に立つ家元という家族と同じ世界にいることがないということでかち合わない人々というのは流動する。
花と花が睨み合っている。
睨み合うことでミニブーケなどの自分が普段作る花をしばしば見かけることになった。
家元には敵わないからという先入観が睨み合い無茶をする事で効かなくなってしまった。
ルウという小さな子供が主人公である。
バレエに夢中で踊ることを何よりと思っている。
雨、銀河、鏡と興味深い題材を題名にしてルウは次第に成長していくのである。
恋をし、意中の男の子とのあれこれに顔を赤らめ真っ赤に赤面するのが印象的だ。
漫画の赤面というのは、実際より極端で顔を真っ赤にし照れるシーンというのが後々まで印象に残るものだ。
成長しバカンスの話で気取るでなくダメなやつ!!と散々かたガミガミ言われながら日焼けしすぎた真っ赤な顔をどうすることもできない。
恐怖話として展開していく・・・岩館真理子作の漫画「4月の庭の子供たち」
岩館真理子の漫画によくあるエキセントリックなホラーが如きシーンというのは、恐いですね。
鏡の中のもう一人の女の子が恋心を告白し赤面しつつも会う約束をする。
そんなシーンの後、抽象的な綺麗な絵ばかりが並び、ホラーや恐怖モードで鏡の中の女の子は帰ってこなかった…のような恐怖話として展開する。
次の日もその次の日も…そこはかとなく恐怖ばかりが忍び寄るのでした。
次の日もその次の日もと延々と恐怖心は続き、その女の子を見かけた人は二度といなかったのような恐怖モードで歳月が移り変わっていきます。
その間に、ほかの登場人物たちは恋をし大人になり変わっていきます。
その間も年日をとることなく、その日から見つかりませんと延々延々キャプションは続くのでした。
そんな時に居合わせた子供達の示し合わせたような態度というのが、また恐いですね。
声高にホラを吹いては目立ち嫌われる子もいますが、大概示し合わせたように同じことを思っていてエスパーでもこうはいかないだろうというほどのとういつかんですね。
その統制の取れすぎていることで、帰ってこない女の子というものが際立ち恐いんですね。
子供の思っていることというのは必ずしも大人と同じではありませんから。
それで皆示し合わせたように同じだと取り敢えず表面化しないのだと思います。
ベンチに座った子供のイラストが表紙!岩館真理子作の漫画「4月の庭の子供たち」
庭の片隅のベンチに座った子供のイラストが表紙です。
この表紙のイラストは随分長い歳月指標となっています。
公園のベンチやバス停のベンチ、公園通りのベンチなどなど。
ベンチに座って何を待っているのか?
そんな想像から話が始まっていました。
フォレスト・ガンプという映画がちょうどそんなシーンを盛り込んでいて印象的でした。
人生というのはビスケットの缶のようなものだよと主人公はバス停のベンチに座り述べていますが、手を突っ込んで離さない猿ですね、それでは。
映画の台詞としては印象的ですが、実際は日本猿やチンパンジーが後を追ってはニヤニヤし挙句手を突っ込んで何を盗んでいたら大変な犯罪です!!
斉藤和義のヒットソングで明らかになったことなのですが、後を追ってニヤニヤしやたら傷つけている悪い奴の名前ですね、そいつの名前はチンパンジー!!!と高らかに歌が鳴り響いています。
そいつの名前が明らかになったことでそれらがなんの動物であったかが‘次々明らかになりました。
真っ赤な顔ということをこの4月の庭の子供たちの主人公であるルウもさまざまなシーンでやりすぎていますが、温泉に入っている日本猿の赤い顔というもの何気にオカッパのように見える前髪というものについて写真を見ながらある種の感慨にふけりました。
何を言っても聞かない悪い子供だとばかり思っていたのですが、そんな温泉などに浸かり人間気分を満喫しそっちが猿だ!!!!と言い返すことを覚えてしまった猿の所業ですね。
全く恐ろしい話ばかりですが、人間でそうようなことに見舞われた人がいないと述べられていた斧というのが、さまざまに猿だった!!という話ですね。
日本猿の赤すぎる顔というものが、ちょうど震災で焼け出され着の身着のままで逃げる人が被った熱とぴったりなんですね。
そのぴったりというものの力のほどがわかり恐いものだと思うことしきりです。
それにしても震災まで起き着の身着のままで逃げ惑う時、ほらちょうど温泉に浸かっていい調子の日本猿になってるんだよ!!!!と言われたらガックリ来るでしょうね。
ガックリくるなども震災などの大きな災難ですとわかりにくですが、何かでそんなことにぶち当たったら恐いですからね。
ガックシと数えられないほど述べていたりして恐いんですね。
赤という言葉にしか反応しないからではないでしょうか。
アカと思想弾圧。
時代も何もなく叩きつづけるのも猿的ですね。
辛いですね。
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