伊坂幸太郎の「アヒルと鴨のコインロッカー」は永遠の名作!
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「アヒルと鴨のコインロッカー」は伊坂幸太郎の永遠の名作!ミステリー小説の世界にはまる
私は昔から物語は好きでしたが、ミステリーという分野はどうしてもまどろっこしくて手を出さずにいました。
やはり、人間関係のどろどろ感を感じて好きになれませんでした。
そんな折、職場の先輩からとにかく読んでみろと紹介されたこの「アヒルと鴨のコインロッカー」。
最初は半信半疑でなんとなく文字に目を滑らせます。
舞台は仙台のような世界。
出身が仙台の私は程よく馴染むことができ、景色を想像しながら主人公の椎名君視点でちょっとだけ不思議な日常と登場人物を楽しみました。
なんだろう、この登場人物達とそのやり取り。
若干クサイのにかっこいい。
言い回しが印象深く、「しいなしいなおかしいな」「ソウデスネ」など、ちょっとしたやり取りでセンスを感じさせるセリフがたくさんありました。
物語の進み方がトントンとしていて、トピックは過激なのに登場人物たちの空気感のおかげか全然過激に感じなかったりします。
現代ミステリーというジャンルがこんなにも読みやすいものなのかーとしきりに感心しながら読み進めていきました。
気づくと時間を忘れてしまうほど「アヒルと鴨のコインロッカー」の世界にどっぷりとハマる自分がいました。
「アヒルと鴨のコインロッカー」は伊坂幸太郎の永遠の名作!小説で飛び上がるほどの驚き
物語は二つの時系列で進んでいき、過去と現在の違う主人公の物語が進んでいきます。
主人公以外の登場人物が一緒で、少しずつ過去が現在に追いついていきます。
ネタバレになってしまうので、詳しくは説明できませんが、読者も主人公と一緒に最初から騙されていたことに度肝を抜かれます。
小説を読んでその場で「え?」と発し、ページを巻どす経験は後にも先にも「アヒルと鴨のコインロッカー」だけです。
その描き方が秀逸でずっと印象に残っています。
その過程で「アヒルと鴨のコインロッカー」の意味も理解ができます。
「アヒルと鴨のコインロッカー」は伊坂幸太郎の永遠の名作!なぜか何度も読み返してしまう訳
普通ミステリー小説というとネタが分かってしまえば楽しみがなくなります。
しかしこの「アヒルと鴨のコインロッカー」はネタの性質が特殊なので、何度も読み返して新たな発見があります。
二周目以降は第三者してんでニヤニヤしながら読むこともできます。
また、登場人物たちが総じて魅力のある奴らばかりなので、時々この世界にはまりたくなります。
新幹線で出張に行った時の帰りなどになぜか買ってしまうこともしばしば。
転勤する際にはその余った「アヒルと鴨のコインロッカー」を同僚や後輩などに譲りったりしています。
それほどはまってしまった小説です。
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タグ:アヒルと鴨のコインロッカー, 伊坂幸太郎, 時系列, 現代ミステリー