ネタバレ注意!不思議な異次元世界を描いた漫画「観用少女」を紹介 | このマンガが目に入らぬかっ!- 漫画のネタバレ・レビューサイト

不思議な異次元世界を描いた漫画「観用少女」とは?作者の紹介

川原由美子の作品「観用少女(プランツドール)」は、1992年から2001年まで、非定期に朝日ソノラマ『眠れぬ夜の奇妙な話(ネムキ)』という雑誌で連載されていました。

川原由美子は昭和50年代から60年代にかけて活躍した漫画家で、代表作に「KNOCK!」「すくらんぶるゲーム」「風のおとしもの」などがあります。

絵柄がとてもきれいで可愛いのが特徴で、当時のきらびやかな漫画とは少し違いました。

コメディあり感動ありの作品が多い中で「観用少女(プランツドール)」は、不思議な異次元世界を描いた、川原由美子の代表作となっています。

連載していた雑誌があまりメジャーではなかったこともあり、一部の川原ファンにしか知られていませんが、漫画が好きというなら一度はぜひ読んでほしいです。

今人気の漫画の原点のようなお話もあり、癒されながらも考えさせられるテーマのある、お話ばかりです。

連載終了後、「観用少女(プランツドール)」は一部の熱烈な読者からの支持で単行本コミックだけでなく、文庫、ハードカバーにもなっています。

それぞれ入っている作品がダブっていないものもあり、せっかくならすべてをそろえて、読んでいただけると良いと思います。

不思議な異次元世界を描いた漫画「観用少女」のあらすじ

香港に観用少女(プランツドールと呼ばれる、超高級な人形)を手に入れることができるお店があります。

観用少女は人形でありながら専用のミルクを飲み、着替えをし、入浴やトイレを自分でするという不思議な人形です。

観用少女はお金があればだれにでも手にできるわけでは無く、店に来た客との波長が合うと、眠りから覚めるという不思議な人形です。

口にする主食は専用のミルク。

ミルクのせいか、不思議な甘い香りがします。

ミルクの他に週に一度砂糖菓子をあげると、さらに色つやがよくなるというその人形と、人形を手に入れた人々の日常を不思議な世界感で一話完結で綴っています。

観用少女にはそれぞれ名前があり、珊瑚・オーロラ姫・蜜月などがあります。

主人公はその話によって、全て違いそれぞれが面白くて夢中になってしまいます。

まるでグリム童話を見ているような世界感です。

不思議な異次元世界を描いた漫画「観用少女」のオススメのお話

まず一つ目のお勧めは、「桃源郷」で高齢者ばかりの施設に迷い込んだ青年。

二つ目は、「空中庭園」です。

お金持ちの老人の息子として、自分よりも年上の兄弟姉妹、甥や姪、老人の孫たちから疎まれながら、最上階の部屋で一人幽閉生活を送る青年と、その青年のもとに来た、老人の遺品の観用少女とのお話です。

最後に、財産ではなく自由が欲しいと、少女と外の世界に飛び出す青年がとてもすがすがしく、痛快なお話でした。

三つ目は珊瑚です。

観用少女の中では珍しくコメディタッチのお話で、ある日酔ったお父さんが、なぜか拾ってきた「アクアプラン虫」と呼ばれる光合成で育つ観用少女と、育て方がわからないながらも、一生懸命に育てる少女とお父さんの面白可笑しい、その中でちょっとほろっとなるようなお話です。

最後は、一番のオススメ作品になりますが、ある日お金持ちから、観用少女にのみ寄生する植物「花冠」を咲かせてほしいと依頼された姉と、青年のお話です。

観用少女の中では珍しく2話に渡った物語です。

観用少女の花冠を咲かせるためには、十分な愛が必要と、青年は必至で愛情をこめて少女を育てます。

しかし、花が枯れた後は、少女も枯れてしまうことを知り、青年は途中から少女を守るために、花冠を抜きとろうとします。

しかし、お金のためにと必死で青年を阻止する姉、そして自分が枯れることを覚悟する少女に、青年も花冠を咲かせる覚悟をするのです。

そしてやがて、奇跡と呼ばれる花冠が咲き…。

枯れた少女は大人の人間の女性になるのでした。

青年は人形ではなく、1人の美しい女性となった少女と恋をします。

不思議な異次元世界を描いた漫画「観用少女」の世界観

観用少女の中に出てくる登場人物は、ほとんど名前がありません。

観用少女そのものにも名前がある時とない時、また本人にしか呼べない名前が付けられている時があります。

読者にもその名前が最後まで明かされることなく、しかもラストが明らかではないお話もあり、その後を想像させるような物語になっているものもあります。

観用少女は、ちょうど世紀末にかけて連載されていたということもあり、当時流行した超自然などの世界に近いものがありますが、それでも他にはないとても独特な作品といっていいです

漫画を読み始めて未だに、色々な漫画を読んでいる私でも、こんなに不思議な作品に出合ったことはありません。

観用少女が連載され、すでに20年近くなっていますが、未だに知っているという人に出会ったのはたった2人です。

それほどマイナーなのに、コミックは3種類出ているという「観用少女(プランツドール)」、漫画好きならぜひ読んでほしい作品です。

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