「ヒヤマケンタロウの妊娠」~男も妊娠する時代がやってきたら?
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【1巻で完結するお話。賛否両論ながら、切り口が斬新!】
漫画「ヒヤマケンタロウの妊娠」。
”女だけでなく、男だって妊娠できる時代がやってきた!”という設定。
物語冒頭でいきなり、「ヒヤマケンタロウ」という男性サラリーマンが
医師から妊娠を告げられます。
このマンガの設定では、「男性も10人に1人の割合で妊娠する時代」。
なので、ヒヤマケンタロウは、この世で1人目の男性妊娠者ではない。
ただ、「どうしよう・・・」って内心動揺してしまいます。
というのもこのヒヤマケンタロウ、
ちょっと前に身持ちの悪い時期があったようで、
そのときにウッカリ妊娠してしまったんですね。
「相手は誰だっけ・・・?」と考えてみるけど、覚えていない(自業自得?)。
医師に「堕ろします!」って告げるも、
「男性には産道がないので、帝王切開になるし堕胎しにくい」と返される。
すごい展開のマンガです。
ヒヤマケンタロウはエリート会社員で、部長の肩書も持っている。
働き盛りだし、なかなかのイケメン(&モテる)。
彼は、望まない妊娠をしている。だけど、膨らんできたお腹を
本能的に守るような生活を始めてしまい、
そんな自分にためらうばかり・・・。
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【男性がこの漫画を読んだら、不快になるんだろうか?】
妊娠、出産を経た多くの女性は言います。
「男性には女性の苦しみや不安、痛みを耐えることはできない!」と。
また、望まない妊娠の恐怖を味わったことのある女性なら、
「男っていいよね、身勝手で。損をするのはいつも女」と
男性に腹を立てている。
だから、そういう男女の感覚の落差をなくそうと、よくTV番組では、
「男性も、女性の妊娠期の大変さを分かち合いましょう」と
臨月のお腹と同じ重さ&大きさのおもりをお腹につけて歩いてみたりします。
でも、うーん。実際には、ほんとうに身をもって体験しないことには、
絶対に分かり合えない部分ってあると思うんです。
(妊娠に限らず、何事でも同じですが)
”疑似妊娠体験”と”実際の妊娠”では、埋められない差があるような気がする。
だから、「男性も、女性のしんどさ、ちゃんと理解しなさいよ!」というような
叱責みたいなもの、私はちょっと不自然に感じます。
で、そこへきて、この「ヒヤマケンタロウの妊娠」というマンガ。
女性の妊娠への理解の押しつけがましさが少なくて、「いいかも?」と思いました。
マンガだから気楽だし、「男性も妊娠のしんどさをキッチリ理解すべき」という
圧力をあまり感じさせません。
もちろん、男性も女性の妊娠について、”想像して寄り添う”ことは大事です。
でも、完全な理解って、きっと難しい。
だから、こういう新しい切り口のマンガで、少しでも相手の女性に寄り添えたら
女性の妊娠に対して少し優しい視点を持てるだろうし、
そのほうが、夫婦仲とか子育てとか、いろんなことがうまく回る気がします。私も、「なぜ神様は、女性だけに産む能力を与えたんだろう?」とフシギに思います。
男女双方に、妊娠&出産の幸せ&リスクがあったなら、
いろんな社会問題が一気に解決しそうなものですもんね。
(別の問題もいっぱい出てきそうだけど)
そんなことを考えながら、このマンガを読みました。
「あったらいいな」な、興味深い世界です。
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