ネタバレ注意!犬との生活がリアル!原田マハの小説「一分間だけ」
目次
原田マハの「一分間だけ」犬を飼い始めた女性が様々な交流を通して成長していく小説
私はこれまで犬を題材にした映画やドラマをいくつか見たことがありますが、そのほんどは人と犬との美しい交流の物語でした。
でも原田マハさんの「一分間だけ」は違いました。
人と犬との感動的な交流という部分は同じですが、それだけでなく、犬に対する人間の身勝手さや気まぐれさもリアルに描かれている小説です。
このようなところが原田マハさんの小説の魅力であると思います。
原田マハの小説「一分間だけ」犬を飼っている人やこれから飼いたいと思っている人にもおすすめ
「一分間だけ」を読むと、犬を飼うことは家族が増えるのと全く同じなのだということが分かります。
犬は言葉を話せないというだけで、きちんと感情を持っているからです。
そして人が愛情を持って接すれば、それは必ず犬に伝わるということも分かります。
そのような意味において、「一分間だけ」は、犬を飼っている人やこれから飼いたいと思っている人にもおすすめの小説です。
また、「一分間だけ」の主人公は中堅出版社でモード誌の編集部に勤めている女性です。
その猛烈な働きぶりや、犬を飼うためにさらに多忙な日々を頑張って過ごす姿は、同じ女性としてつい応援したくなります。
私は、原田マハさんの小説は毎日を頑張っている女性に向けられたものも多いように感じており、だからこそ自分が原田マハさんのファンなのだと自覚しています。
読んでいると自然に元気が出てくるのが、原田マハさんの小説の素晴らしいところです。
原田マハの「一分間だけ」愛犬との大切な時間を思い出させてくれた小説
原田マハさんの小説は、読む人の心に何かを残してくれます。
私は「一分間だけ」を読んで、かつて飼っていた犬のことを思い出しました。
小説に出てくる大きなゴールデンリトリーバーとは全く似ていませんが、主人公のリアルな感情はそのまま当時の自分にフィードバックされて、愛犬とのあらゆるシーンが走馬灯のように浮かんできました。
私は原田マハさんの小説によって、忘れかけていた記憶、でもかけがえのない大切な記憶を再び取り戻すことができました。
「一分間だけ」はそれぞれの登場人物も面白みがあり素敵な小説ですが、そこには原田マハさんの「動物を責任を持って飼うことの大切さを伝えたい」という思いも込められているはずだと思います。
私はもしもまた動物を飼うことがあったなら、その動物のことをきちんと勉強して、家族の一員として大切に迎えたいと思いました。
そして、タイトル「一分間だけ」の意味は、小説を最後まで読んだ人だけが実感できるものになっています。
この点もさすがは原田マハさんだなと思いますが、気になる方はぜひ「一分間だけ」を読んでみて欲しいです。
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