納涼!ゴシックホラー漫画ランキング★ネタバレ&あらすじ書くよ
目次
毎年、夏になると無性に読み返したくなる、ゴシック系納涼ホラー漫画。
独断と偏見で選んだ作品を、ネタバレ&あらすじとともにご紹介します☆
この夏も読みたい!ゴシックホラー漫画ランキング
◆第1位:ひぐらしのなく頃に
【あらすじ&ネタバレ】
田舎のさびれた村に伝わる因習から始まる物語。
主人公の「圭一」は都会から越してきた転校生。
生徒が少ないために総学年で1クラスという存続の危うい木造学校で、
和気あいあいと過ごす少年少女たち。
夏には「綿流し(=じつは「臓物流し」の意)」のお祭りで盛り上がるが、
毎年誰か1人が必ず怪死を遂げる掟である。
その死ぬ1人は「オヤシロサマ(お社様)」と呼ばれる神様(ご神体あり)により
呪われて死ぬ、というバカげたウワサだった。
都会から来た圭一は、そんな田舎の風景に徐々に違和感を持つようになり、
もしかしたら周囲の友達の誰かが犯人なのではないか、と考え始める。
そしてついに、圭一にも魔の手が伸び、圭一は無残に殺される羽目になった。
第一回目でいきなり主人公死亡のラストに度肝を抜かれるが、
第二回では圭一はなぜか生きており、読者の推理が求められるという斬新な作り。
【感想】
読者を不可解にさせる謎解き系ストーリー。
回を追うごとに、作者の意図が明かされていくようになる。
テーマは輪廻転生を含めたホラーミステリー。
キーワードは「パラレルワールド」です。最後の辻褄合わせが心地よい。
ひぐらしのBGMが心地よいので、夏の終わりにアニメで観たいかも?
◆第2位:HOLIC(ホリック)
【あらすじ&ネタバレ】
日本風の”怖い”がたくさん含まれた漫画。
気弱だけど自分をしっかり持っている主人公・「四月一日(わたぬき)君尋」。
人の悪意や呪いの気持ちなどを細やかに読み取れてしまう霊感体質で、
ひどく繊細で生き辛い性格。そんな四月一日くんを救うかのように現れた
一軒の巨大なお店&妖しい店主・「ユーコ(侑子)」さん。
ユーコさんは、対価さえ払えば、どんな願いでも叶えてくれるという。
しかし、その対価は、しょうもないものから、生命を削るレベルのものまで・・・。
可愛い顔をした人間でも、ドロドロとした悪意に呑まれてしまえば
ただのバケモノに成り下がってしまいます。見たくない人間の本質を見る・・・
けっこう酷ですが、読み始めたら最後まで読まずには居られないストーリー。
【感想】
和ゴスな雰囲気のグロテスクさがたくさん楽しめる作品。
作者があのCLAMPさんなので絵柄はお墨付きで、
ほかの作品とも絡めた登場人物が出てきます。
日本の湿っぽい夏と、とらわれすぎた人間関係の泥沼。ドロドロです。
いろんなホリック(中毒)が、この漫画には存在しています。
◆第3位:廃墟少女
【あらすじ&ネタバレ】
廃墟を中心に、2人の少女が狂気的な命がけの遊び(?)をする物語。
ボーイッシュなショートカット女子「風子」は、
病弱で入退院を繰り返すおとなしい風貌の「百花」によって、
冒頭、なぜか廃墟に拉致監禁されています。
じつは風子は、かつてこの廃墟で見知らぬ男から5日間監禁されており、
その時の恐怖の記憶を封印してしまっています。
百花は、それをわざわざ思い出させるために
この取り壊し予定の廃墟に3つの爆弾を仕掛け、
記憶を取り戻すための3日の猶予を風子に与えます。
風子は記憶を徐々にたどり、ついにその男のことを思い出します。
百花は、その男の残したあるモノを手にするために、
こんな凶行を思いついたのでした。
それほどまでに必死に、病弱な百花が探し求めたモノの意味は?
すべてが無意味で儚く、でもなぜか心に残るオシャレなV系マンガ。
【感想】
4つの短編から成る、お耽美な絵と世界観を堪能するための漫画。
風子は百花に殺されかけますが、その後、百花のことを赦します。
友情と恋情をどちらも成立させた儚い女の子の物語。虚無感しかない。
この漫画に収録された物語は、すべて”失われたもの”、”壊れやすいもの”に
スポットが当てられています。どうせすべて無になるはずのものばかり、
だけどそこかしこに、登場人物の思い入れが宿っています。
絵や雰囲気は、読む人をかなり選びそうです。
◆第4位:「悪魔の十三夜」
【あらすじ&ネタバレ】
ロンドンから田舎の森の奥深くの館に越してきた
主人公の少女・「マデリン」。時代は切り裂きジャックのころで、
同時に吸血鬼殺人が話題になっています。
マデリンは母と弟、召使いの4人で住んでおり、
その地域の同世代の子供たちと親しくなりますが、
なぜだか美しい母は、マデリンの友達作りにあまりいい顔をしません。
そのうち、村人が1人ずつ行方不明になり、
いつかマデリンは、やさしく美しい母が吸血鬼であることに気づきます。
母は生きた人の血を吸い取らなければ、指先から腐って死んでしまうのです。
けっきょく母はロンドンの街で思いがけない死に方をしますが、
母が亡くなってから、なぜかマデリンの指先が腐り始める・・・。
驚いたマデリンは、自分の命のヒミツを探り当てます。
母はとんでもない秘密を打ち明けないまま、あの世に行ってしまったのでした。
マデリンは、今度は自分が殺人を繰り返す羽目になります・・・。
この気の強い少女、運命に逆らって、どうやって生きていくのか?
【感想】
正直、キツイです・・・。救いようのない結末ですが、
辻褄合わせがよく出来ています。読後感はスッキリしていますが、
あまりにマデリンが可哀想で涙が出てしまう。
自分に置き換えたら、死んだほうがよほどマシな運命。
マデリンは強いなぁ・・・。運命に立ち向かうチカラを分けてくれるホラー漫画。
◆第5位:スウィート・ビター・ガールズ
【あらすじ&ネタバレ】
ゴスロリの特異な世界で繰り広げられる友達執着。怖いです。
主人公の「マヤ」は、ゴスロリお茶会の新入り。
お洒落な「愛可」に誘われて定期的に参加するようになりましたが、
愛可にはすでに憧れのゴスロリっ娘がおり、マヤは放置気味。
どうしたらもっと愛可に愛してもらえるのか、大事に扱ってもらえるのか。
悩んだマヤは、愛可のバースデーの余興に
初のリストカットを捧げることにします(病みすぎ)。
しかし、愛可は物足りず、愛可の歓心をかいたい一心のマヤは、
アムカ(アームカット)を捧げることにします。しかし、
アムカはすでにこのお茶会では陳腐。マヤは考え抜いた末、
自分の体を切り刻み、縫い合わせ、
まるでツギハギのテディベアのような見た目になって愛可の気を引きました。
そして最後には、愛する愛可と自分の体を縫い留めてEND。
すさまじい流血パーティーとなったのでした・・・というのが一話で、
ほかに短編が5つ収録されています(それぞれ別モノ)。
かなり狂ってますが、半笑いで読むのがいいかもしれません。
【感想】
悪趣味全開なゴスロリホラー×シュールギャグ漫画。
絵はちょっと懐かしい少女漫画のような感じ。可愛いです。
ちょっと三原ミツカズさんの絵に似ている気がします。
というわけで、夏にふさわしいゴシックホラー5選でした★
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