闇の画廊「ギャラリーフェイク」のオーナー藤田玲司。絶対惚れるよね
目次
ニセモノを扱う闇の画廊「ギャラリーフェイク」の主人、藤田玲司。その正体とは?
♥ライターちゆゆんです♥
港で怪しい画廊を経営する男の生き様と、世界レベルの美術品に関するウラ事情を暴く系のストーリー。
その画廊の主人公の男の名は「藤田玲司」。
元メトロポリタン美術館の有能キュレーター(学芸員)として、その世界ではかつて名をはせた男です。
なのに、今は贋作を闇から闇へ横流しするブローカーに成り下がっている。
ただし、彼の贋作画廊「ギャラリー・フェイク」では、ひそかに数百億の”ホンモノ”も混ぜて展示してあるとかいうウワサで・・・。
この藤田玲司という男、いったいナニモノ???
というわくわく展開から始まる物語。
「闇の男」というとクールでステキなんだけど、この藤田玲司はパチンコ三昧の日々。
スーツもヨレヨレで、無精ひげを生やし、小汚いアパート住まいです。独身40代。
まるで最初の頃の「カイジ」みたいな、典型的なダメ男。
お風呂も入ってないし、いろんな意味で”臭う”男です。
でも、フタを空けてみると有能ってとこがシビレます。
こういう「有能さを表に出さない男」っていうのはめちゃくちゃカッコイイですよね。
謙遜して能力を隠しているワケではなく、そういう世間一般の「見栄」みたいなものに興味がない。
興味があるのは、億単位の美術品、カネ、贋作or真作、他人の美しい心&醜い心、
そしてたま~にオンナ(笑)。
妙にリアリティーのある生き様の主人公・フジタレイジの魅力&色気に引き込まれていくんです。
【ブラックジャック的要素も強い?主人公の”ホンモノ”へのコダワリ】
主人公のフジタは、カネはダイスキですが、汚いカネや欲にまみれた人間には容赦しません。
つまり世間に媚びないので、まったく一般受けはしないし、つねにあちこちでボロカスにけなされている。
でも一方で、彼をよく知る人物からは慕われ、非常に愛されているんですね。
”狭く深く”絶対的な人間関係を築くタイプ。非常にガンコな性格の主人公です(笑)。
そういう人、今の世の中にもけっこういませんか?不器用でこだわりの強い人種。
私、このフジタレイジに、ブラックジャック的要素を感じます。
多額の金を要求しておいて、相手の真意をはかるというか。
カネとココロをはかりにかけているようなところがあります。
贋作関係の仕事相手に「そんな大金出せませんよ!ひどい男だ・・・ウワサどおりだ!」と言わせておいて、出方を見る。
<美術にかける熱意がホンモノかどうか>
<己の利益や名声、地位のために動いているのかどうか>
フジタという男は、そういうところをきっちり見抜いて、相手にふっかけるんです。
何千~何億単位の仕事料を。
【美術に無関心な人でも、思わず引き込まれるマンガ。単純明快】
「美術マンガ」というとなんだか堅苦しい。勉強系だったら読みたくないですよね。
でもマジメ系ではありません。わりとアクションも入ってて、コミカルです。
すらすらアタマに入ってくるので、なんの苦もない。
というより、読み始めたら続きが気になりすぎてウズウズです(笑)。
フジタと、助手の褐色の肌の女の子との、付かず離れずな関係もすごくイイ。
自分への恋心もちゃんと見抜いているのに、うまく気づかないフリができる。
オトナの男って感じです。
仕事以外の生活面は相当だらしないですけど。
男からみてもかっこいい男なんじゃないでしょうか、フジタレイジ。
(いつの間にかDVDとかアニメも出てるんだなぁ。知らなかった☆)
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