「シニカルヒステリーアワー」って古い漫画、知ってる人いるかなぁ?
♥ライターちゆゆんです♥
【シュールな日常系漫画の草分け!?当時はすごく人気の高かった漫画】
「シニカル・ヒステリー・アワー」(雑誌LaLa連載)。
ノリは、ちびまるこちゃんをダークサイドに落としたような、
シュール×ほのぼの×ブラックな日常系マンガ。
とはいっても、題名のとおり、「シニカル」なキャラが勢ぞろいなんです。
(※シニカルの意味:皮肉な態度をとるさま。冷笑的。嘲笑的。)
ナニ系のマンガかと言われると、ジャンル分けが難しい。
でも、なぜか読んでしまう漫画でした。アニメ化もされてました。
主役というのが特に決まってない。
でも登場回数がもっとも多いのは上記画像にもいる2人の子です。
とくに問題児であるキツネ目の「ツネ子ちゃん」、
なにかと波乱を巻き起こしてくれるので準主役キャラと言っていいかも?
この独特の絵柄(笑)描こうとして描ける顔ではない。
そこはかとないセンスを感じます。
ツネ子ちゃんはいつも自己評価が高い。そして、将来の夢はアイドルだったりします。
ただ、性格はイジワルで横暴、ズルイ、他人の足を引っ張る、すぐ人のせいにする。
なのに、どこか愛嬌があって憎めないんですね。
「なんかどっかで見たような・・・」と子供時代の同級生を思い出します。
そう、「シニカルヒステリーアワー」に出てくる子供たちって、
どこかで見たような子だらけなんですよ。
【登場人物は多いんだけど、全員キャラが立っていて記憶から抜け落ちない】
ちびまるこちゃんのキャラクターも、わりと”クラスに必ずいた”系が多いんですが、
この「シニカルヒステリーアワー」に出てくるキャラクターは、
もっとブラックでリアルで身近かもしれません。
会話のやりとりがすごく詳しく書かれていて、
それぞれのキャラの”シニカルな思惑”があちこちで渦巻いている。
子供ってすごく自分本位な生き物なので、
どうにか我を通すために黒い思考を芽生えさせるんです。
主役になりたいけど地味な女の子とか、
カワイイお洋服を着ているイジメラレ美少女、
洟垂れ坊主なのに、こっそりパンクロックに憧れてる男の子など、
個性派ぞろいながらも、
「ああ、こういう子いたなぁ」「自分もこういう黒いこと考えたかも」
と、どこか可笑しみを感じさせる漫画。
オシャレなマンガという立ち位置でもあります。
シュールで冷めたブラック寄りのストーリーと、ふしぎな魅力を持った絵柄で、
1980年代の少女たちを魅了したマンガです。
キラキラ系少女マンガ最盛期の中で、異彩を放っていた「シニカルヒステリーアワー」。
オトナになって読み返すと、また新しい発見がありそう。
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