アメリカンコミック「crisis」はマンガをこえるエンターテイメントだ!
【マンガとは異なるアメリカンコミックの世界】
日本にはマンガ文化が根付いている。
毎週、白黒で15ページほどの作品が複数連載された、分厚い雑誌形式で発売されている。
ところがアメリカを中心とするアメリカンコミックは、1つの作品30ページ程度、カラーで一冊の雑誌として発売されている。
僅かこれだけのページで雑誌といえるのだろうか? と思えるが作品の途中に必ずスポンサーの広告が入ってくるのだ。
これはアメリカらしい。
こうしたページを挟み込むことで、一冊のページを織りなしているのだ。
日本のマンガとは全く形式が違う。
さらに日本のマンガ出版社が大小に分かれているのはもちろんのことではあるが、アメリカではこれが顕著に表れている。
「マーベルコミックス」「DCコミック」この二大出版社がアメリカンコミックを決定づけたといっても過言ではなく、
世間一般がマンガとアメコミを比べる際、ヒーロー物がアメコミだ、と定義する由来は
この二大出版社がヒーローものを全世界へ向けて発信しているからである。
「crisis」とは「DCコミック」が作品内で行った一大イベント作品である。
【日本のマンガではけしてありえないオールスター戦】
日本におけるマンガとは、作者が1人または原作者、編集者とともに創作する形式が一般的である。
アメコミはこの形式とは真っ向から真逆で制作されている。
脚本家が物語を制作し、キャラクターを書く人物、背景を描く人物、色を入れる人物、レイアウトする人物。
作品を一連の流れ作業として制作し、作者たちは会社の社員として雇われ、著作権も会社側が保有している。
だから作者を変えて、何十年と連載が継続できるのである。
だからこそ日本のマンガではできないことも可能だ。
「crisis」は「DCコミック」が当時抱えていた作品のキャラクター総勢562名が登場する。
ヒーロー達がそれぞれに存在する平行宇宙が反物質により崩壊する、という危機にヒーロー達が立ち向かうストーリーなのだが、スーパーマンを中心にバットマン、ザフラッシュ、ワンダーウーマンなど数え切れないヒーロー達つぎからつぎへと登場してくるのである。
日本のマンガ業界でこれほどのことを行った弧億はない。
【日本のマンガではありえない世界のリセット】
「crisis」の物語の中で、無限に存在していた平行宇宙の地球は、僅か1つとなってしまう。
通常、こうしたイベントは別の世界の話などとして処理されるのが当然のことなのだろうが、「DCコミック」ではこれをそれぞれの本編へ繋げてしまうのだ。
この「crisis」後、ヒーローの世界は1つとなり、存在するはずのないヒーロー同士が物語のなかで交わるのだ。
日本のマンガではまず状況的に厳しいだろう。
このように「DCコミック」ではしばしば複雑になった世界観をリセットすべく、イベントがおこるのだ、そして世界をリセットしてしまう。
もちろん犠牲になるヒーローもなかにはいるが、完結している世界から別のヒーローと交わり、世界が融合する。
マンガでは味わえない世界観がアメコミにはある。
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