『すべてがFになる』アニメをタイトルだけで惹かれて観てみたら…
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【すべてが「F」に?それってどういう意味?】
DVDレンタル棚を見ていたら、たまたま目に飛び込んできたタイトル、
『すべてがFになる』。
(すべてがFに?どういう意味だろう?)と気になって、まず1つだけ借りてみました。
なんでもこれ、本格派ミステリーホラー小説がアニメ化したものらしいです。
ラノベのアニメ化は多いけど、小説のアニメ化って珍しいので、観始めからワクワクでした。
で、あまりに1巻が面白かったので、全部一気観した感想。
「理系のアタマで生まれてきたかった・・・!」。
差別だとか言われますが、文系脳/理系脳ってありますよね。
自分は完全に文系脳で、理系ネタはたいていスルーしてきたんですが、
この「すべてがFになる」のミステリーを理解するためには、理系の知識が必要なんです!とはいっても、そんな難しいものではない(理系ネタ)というハナシなんですが、
理系授業から早々と離脱した私には、一部チンプンカンプンで悲しかったです。
この「すべてがFになる」は、物語のほとんどがナゾで構成されているので、
すべて細かに読み解いてスッキリと観終わりたかったのに、理解不能な点が残り、
不完全燃焼気味・・・。
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【人生哲学&猟奇的殺人&時間のミステリーが絡む「F」】
15才で親を惨殺し、しかしあまりに天才ゆえに孤島に15年間閉じ込められ、
特別研究(プログラミング)の仕事を行っている
「真賀田 四季(まがた・しき)」。陰気で美しい女性。
部外者とは接見を禁じられ、TV会話のみ許されているのですが、
その存在は隠され、「天才・真賀田 四季」の名前だけが一人歩きしている状況。
この真賀田博士の頭脳明晰ぶりに憧れる工学部助教授・犀川(さいかわ)という男性、
そして、この犀川に想いを寄せる同科1年生・西之園(にしのその)という女の子、
この3人をメインに物語は回ります。
真賀田博士は完璧にコンピューターで管理された15年の密室暮らし。
なのに、何者かに両手両足を切断された上、ウェディングドレスを着せられて、
死体のまま台に乗って、まるで生きているかのように動いて現れます。(このシーンはグロいです)
真賀田博士に憧れ、会いに孤島にやってきていた犀川教授&生徒・西之園は、
奇しくも死体の第一発見者になってしまう。
憧れの博士に会いにきたらいきなり死んでいたんですから、
さすがに無関心にはいられませんよね。2人はショックを受けつつ、
密室殺人の犯人を推理し始めます。
ところで真賀田博士には妹がおり、博士が死んだ日に海外から戻り、突如名乗りを上げる。
ちょっと顔も似ているので、「姉と妹が入れ替わってたのかな」とか、
「犯人はこの人かな」とか当たりをつけつつ観てたんですが、すべてハズレ!
予想のナナメ上をゆく展開で、わたくしド素人の推理は空しく裏切られます。
博士は生前に、未発表のパソコンのOSを開発済みで、
自分の死期を知っていたかのように、このPC内に遺書を残したのですが、
その中に「すべてがFになる」という謎の一文があるんですね。
この「F」が、真賀田博士殺人のカギになるとみなし、
関係者はそれぞれに推理を始めるのですが、
その最中、真賀田博士の叔父が続いて殺されてしまいます。
海の中の孤島、最新コンピューターで完全制御された施設と密室・・・。
かなり制限された条件下で、2つの殺人が起きてしまうんです。
ただどう考えても、犯人の動機や殺害方法、侵入経路、逃走経路が分からない。
(もちろん犯人も最後のほうまで分からない)
犀川教授と女生徒・西之園は両者ともかなりの切れ者なので、
いい線まで推理できるものの、何か肝心なものを見落としているような気がしてくる。
そうそう、真賀田博士って、ちょっと食わせ物というか、
天才すぎて常人の思考を超越した発言を繰り返すんですね。
なので、登場人物たちは真賀田博士に翻弄され、その天才ぶりに魅せられていきます。
こういう天才タイプってたまに存在しますよね。
「思考回路、どうなってるの?」とアタマの中を覗きたくなる人って。
犀川教授も西之園ちゃんも、2人とも相当優秀な人たちなんですが、
さらにその上をゆく超天才・真賀田博士が、ムリな謎かけをしてくるような感覚。
(上には上がいる、みたいな)
で、「F」の謎と答えはストーリーのあちこちに散りばめられているんですが、
一部理数系にしか分からないので、文系凡人の私はギブアップ。
さらに結末のオチがどうしても分からなかったので、ネット上の書き込みなどから
学んできました。ええっ!?そういうことか・・・おもしろい!
さらにさらに、残る疑問の数々を、ネット上で拾い読みして解決できました。
でも、時間が経つとまた「犯人は誰なんだっけ・・・?」と混乱してきます。
ココロ乱されるミステリーです。
ヒラメキに自信のある方、洞察力に長けている方におすすめしたい作品。
私は全然ダメでした(笑)
ふつうのミステリーとはひと味もふた味も違うストーリーが斬新です。
哲学めいたセリフもけっこう出てきます。「生きる理由」について、とか。
アタマがよすぎる人(真賀田博士)の生きる理由が、イロイロ凄くて唖然(笑)
天才の考えることは一足飛びというか、別次元な感じ。
ちょっとサイコパスな思考回路をお持ちの真賀田博士に、私イチ読者も魅せられました^^
作者・森 博嗣(もり ひろし)氏といえば、あの「スカイクロラ」の作者さんでもあります。
アニメはかなり魅せられましたが、時間の関係か、ちょっと分かりづらい点もあったので、
詳しくナゾ解説してあるというウワサの小説のほうもあわせて味わってみたいです。
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