ネタバレ注意!「荒野の少年イサム」のビッグストーンを好きな理由 | このマンガが目に入らぬかっ!- 漫画のネタバレ・レビューサイト

漫画「荒野の少年イサム」を知ったきっかけ

荒野の少年イサム少年ジャンプに連載されていたマンガでしたが、リアルタイムでは読んでいません。

アニメ化されたのをテレビで見て知りました。

当時は、原作のマンガを知りませんでした。

のちに他のマンガの単行本の古本を買ったときに、原作の存在を知りました。

無性に読みたくなりましたが、もう相当昔のマンガだったので単行本はなかなか見つかりませんでした。

ようやく復刻版が出たので早速入手して読み、すっかり引き込まれました。

このマンガならではの事情があったことを知りました。

漫画「荒野の少年イサム」!ビッグストーンとは何者?

ビッグストーンは、賞金付きの黒人のアウトローガンマンです。

もちろん本名ではなく、作中では明かされていません。

主人公イサムを連れた父親が街のアウトロー達に意地悪されていたのを助けたのが、ビッグストーンでした。

ビッグストーンは、母親の仇ウィンゲート一家を討つために旅をしていました。

アウトローといっても、ウィンゲート一家のように強盗などをしている場面はありませんでした。

元々、母親と一緒にある金持ちの奴隷となっていました。

ある日ウィンゲート一家が襲撃してきて、金持ちは自分の身代わりにビッグストーンの母親を突き飛ばして逃げました。

犠牲になった母親につばをはいて「邪魔だ、片付けろ!」と言った金持ちに、ビッグストーンはとっさに銃をうばって金持ちを撃ち殺して逃亡しました。

西部開拓時代だったので、黒人を奴隷として扱っていました。

荒野の少年イサムの復刻版が長い間出なかった理由のひとつでした。

マンガの中で、まだ10代のイサムが殺し屋に狙われたりしたとはいえ、次々に人を撃ち殺す場面が出てきたり、黒人奴隷の話も現代では非常にデリケートな内容といえます。

いかにアウトローとはいえ、ウィンゲート一家が人を撃ち殺す場面も強盗であったり面白半分だったり、残酷な場面も描かれていたマンガでした。

漫画「荒野の少年イサム」!ビッグストーンについて最も印象に残ったエピソード

最も印象に残っているエピソードは、ビッグストーンがイサムやウィンゲート一家らと共に駅馬車の中継所にいるところを、インディアンに襲撃されたエピソードです。

ウィンゲート一家から裏切者として命を狙われたイサムは、逃げる途中で駅馬車の中継所に立ち寄りました。

そこに待ち伏せしていたウィンゲート一家がイサムを撃とうとしたところへ、後をつけていたビッグストーンが現れました。

他にも管理人の親子や、医者、婚約者のところへ向かっていた女性、故郷へ帰る黒人女性などがいました。

ビッグストーンがウィンゲート一家を撃とうとしたその時に、白人を狙うインディアンが襲撃してきました。

数で圧倒するインディアンに対抗するべく、ビッグストーンはウィンゲート一家と一時休戦してインディアンと戦いました。

その中で、婚約者に会いに行くメアリーという白人女性が、黒人女性を差別しているのをビッグストーンが怒る場面がありました。

「色が黒くたって、白人と同じく喜び悲しみ怒り苦しみの感情はあるんだぜ!」

「どうして肌の色がちがっただけで、白人の奴らは黒人の俺たちを牛・馬・奴隷として扱いやがるんだ!」

ビッグストーンはこんなセリフを何度も言っていました。

しかし、インディアンのほとりが忍び込んでメアリーを襲おうとしていたのを、黒人女性は銃をとってメアリーを助けました。

黒人女性は妊娠していて、陣痛が何度も来て苦しんでいたのをメアリーは介護しました。

お礼を言った黒人女性にメアリーはこう言いました。

「私の方こそ死ぬか生きるかに直面して、本当の愛情がどんなものか今やっとわかった気がするの」

翌朝早くインディアンは総攻撃をかけてきました。

ビッグストーンたちは応戦したものの、とうとう弾を使い果たしてしまいました。

とうとう最後かと思いきや、メアリーの婚約者が隊長を務める騎兵隊が救援にやってきてインディアンを追い払いました。

命は助かったものの、ビッグストーンとウィンゲート一家は手配書が回っているため見つかれば捕まってしまいます。

ウィンゲート一家はこっそり逃げて、ビッグストーンはメアリーが機転を利かして怪我人ということにして捕まらずに済みました。

メアリーは助けてもらったとはいえ、人間が互いに殺しあうのは間違っていると婚約者に訴えました。

「インディアンが一番はじめに住んでいた頃は、きっと平和だったに違いないわ。

そこへ白人が入り込んできて、インディアンの命の糧と言えるバッファローを倒し、土地を奪いインディアンを追いやろうとした。

だからインディアンも武器を持ち、白人に立ち向かうようになったのだわ!

白人も黒人もインディアンも人種の差別なく憎しみや争う事を避け、平和に過ごすことがなるのは無理なことなのかしら」

そしてメアリーはビッグストーンと黒人女性を自分の故郷へ連れて行きました。

荒野の少年イサムは残酷な場面も出てきますが、人種差別をこれほど真正面から描いているマンガも無いでしょう。

私は復刻版を全巻そろえて何度も読み返しています。

ビッグストーンはアウトローではありますが、決して卑怯なことはせず弱いものを助けたり心優しいガンマンでした。

敢えてナイスガイといいたいです。

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