中村文則の「銃」から受けた衝撃novel_juu

「銃」「秘密」「スリル」そして高揚感。

中村文則作品「銃」は、普通の平凡な大学生の少年の人生が、たまたま銃を拾ってしまったことによって狂い始める。

を拾ってからの少年は、平凡な毎日が平凡ではなくなり、生き生きとし、退屈な日常が特別な日常に変わり、毎日が楽しくなっていく様が描かれています。

誰にも言えない秘密を抱え、銃を眺めているだけで幸福感に包まれていた主人公。

しかし、その銃をしだいに、触ってみたくなり、実際に撃ってみたくなる。

でも撃ってはいけないと理性で自分の欲望を制御する毎日。

私たちも人には言えない秘密のひとつやふたつは持っている。

みんなが持っていないものを、持っている高揚感が本を読んでいて伝わってきて、ドキドキとスリルで喉が乾いてくる。

 

スピード感あふれ、引き込まれる物語

中村文則作品の特徴としては、時間の経過がそんなにたっていないが、恐ろしいほど目まぐるしいスピード感にあると感じます。

ビュンビュンとサーキットを走り回るマシンに乗っているような気分になります。

次第に主人公は銃に支配されていき、銃が中心の日常へと変化していきます。

主人公が拾ってしまった銃に依存していく姿は、すこし愚かで恐ろしさも感じるものの、私たちの身の回りでもよく似たようなことは起きているように思います。

私たちに少なからず、何かに依存して生きていることがないでしょうか?

例えば、おしゃれをすることで、幸福感を得ていたり、買い物がストレス発散になっていたり。

何か辛いことがあると、お酒を飲んで忘れたいと思ったり、恋人に依存したり。

それがたまたま銃だっただけなのではと思うと、決してありえないことでもないなと、日常と重ね物語に引き込まれていきました。

中村文則の処女作でもあり、作者が夢中になって書いているのが想像できてびしびし伝わってくるぐらい面白い作品

読み手はどんどんと作品の持つ力に引き込まれていきます。

中村文則の他の作品についてもぜひ読んでみたいと思います。

若手ながらこれから注目の作家さんです。


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