「親なるもの 断崖」室蘭の悲劇このタイトルに込められた意味は?ついに復活!超問題作の「~親なるもの断崖~特装版」無料立ち読みはこちら!

【「親なるもの 断崖」というフシギなタイトル。室蘭・地球岬の悲劇】

♥ライターちゆゆんです♥

この「親なるもの 断崖」というタイトル、ナゾでした。

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断崖はともかく、”親なるもの”ってなんだろう?

本編を読んだら、やっとその悲しい意味が分かりました。

 

室蘭の「地球岬」という場所。

切り立った断崖絶壁になっています。その際に立つと、まるで「生と死の境にいるよう」に感じる。

「地球岬」は「チケウ岬」と読み、アイヌなまりの言葉だそうです。

この漫画の冒頭では、モノクロでさびしい絵として登場します。
明治40年、東北の貧しい農村から親に売り飛ばされてきた少女たち4人は、

寒い寒い春、この北海道室蘭・地球岬の断崖のフチを歩いて、地獄の遊郭へやってきたのです。

chikyuu出典 https://ja.wikipedia.org/

現在の姿。

製鋼で発展した室蘭の「地球岬」です。

今ではこのように、風光明媚な場所として、人気の観光地になっています。

こんなに美しい岬なんですね。あんなことがあったとは思えないほど、清らかで美しい。

この地の下には、苦しみぬいた女郎たちの魂が眠っているというのに。

見た目だけでは、まったく信じられないハナシです。

【室蘭・地球岬の断崖は、女郎たちを生み育てた”冷酷な親”である】

google地図に弱いので、グーグルマップで調べてみました。

室蘭の地球岬は、この場所です。

実際に存在する地名だと思うと、胸が痛くなります。

 

室蘭の歴史を少し調べてみましたが、女郎屋のことは何一つ描かれていませんでした。

ただ、室蘭の華やかな歴史の記述があるのみ。

「製鋼業でこの室蘭の地は栄えた」という表面の出来事だけが描かれています。

 

そしてその裏側で、劣悪な労働環境で働かされた男たちの「タコ部屋」、

そして、そういう男のを満たすための「女郎屋」が栄えたということは、

一行の記述もされていない。

 

私、知らなかったんですが、「タコ部屋」っていうのは「自分の足を食べて生きる」ような悲惨な労働環境の場所を指す言葉なんですね。

男たちだって牛馬のようにムチ打たれて働かされていたんです。

室蘭に存在する秘められた歴史は、なにも女の悲哀ばかりではない。

 

でも、そのタコ部屋の悲惨な男の体の下に、さらに組み敷かれたのが「女」です。

労働に明け暮れてすさんだ男たちの、なぐさみものになっていた女郎。

「女郎」は、タコ部屋の男のストレスのはけ口なんです。

もしかしたら、人間として最下層の存在かもしれません。

【室蘭の断崖の深さ、冷たさがこのストーリーの象徴的存在】

室蘭の断崖は、この物語の象徴です。

実の親子を引き離す象徴であり、

「女郎」という悲しい存在を生んだ親であり、

室蘭という歴史ある町を抱く存在でもある。

女郎の悲しみを受け止める場所でもあります。

 

「親なるもの」である「断崖」は、

女郎の苦しみ、生死、親子の別れ、室蘭の発展と戦争など、

物語当時に起きた出来事すべてを包括し、象徴する場所なのかもしれません。

 

現在の美しい室蘭の断崖には、そんなどす黒い空気など少しも残っていない。とても美しい岬です。

でも、その下に眠るたくさんのと、流されたたくさんの血。

それを真正面から見つめた作者さんのマナザシがすごいと思います。

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