ネタバレ注意!SF小説「マルドゥック・スクランブル」バロットとは

 

【第24回日本SF大賞受賞作品、マルドゥック・スクランブル】

SF小説マルドゥック・スクランブルは「天地明察」を手掛けた冲方丁の作品。

日本SF大賞を受賞後、

声優・林原めぐみ主演で、

映画「聲の形」の大今良時によって漫画化された近未来アクションです。

 

少し前に無料漫画アプリ、マンガボックスで連載されていたので

そこで知った方も少なくないのではないでしょうか。

 

物語のあらすじは、

少女娼婦ルーン=バロットはカジノのオーナーで自分を拾ってくれたシェルに殺されかけるも

事件屋・イースターに命を救われる。

全身に火傷を負ったバロット。

イースターの技術で『どんな機械でも遠隔操作でき、空間を把握することができる人工皮膚』と、

あらゆる道具に変身することができる喋る金色のネズミ』相棒・ウフコックを手に入れる。

バロットとウフコックは連続殺人を利用したマネーロンダリングの常習犯であるシェルを立件する為

シェルの雇った『重力を使いこなす男』ウフコックの元相棒・ボイルドととの戦いを通して

生きる強さを獲得していくーーーという感じです。

 

激しい銃撃戦ギャンブルを通した熱い知能戦ハイスピードで描かれるマルドゥック・スクランブル。

文庫本にして3冊分のボリュームを全く感じさせない爽快感が素晴らしい作品です。

【細部まで描き込まれた未来社会、叩きつけられるようなハードな現実】

SFらしい作品。

マルドゥック・スクランブルには空飛ぶ車

科学技術によって生まれた能力者

あらゆるネットワークに接続できる電子のプール

そんな未来技術がいくつも出てきます。

 

その反面…

格差によって何もかもが隔てられた繁栄の街マルドゥック・シティそのもの

バロットが父親にレイプされている所を発見され、兄が父を殺してしまう

辿り着いた養護施設でもレイプされる

逃げた先で少女娼婦となるバロットの境遇…

今もひょっとしたら身近な現実にあるかもしれない非情な現実を描いた作品でもあります。

【それでもバロットが魔法少女である理由】

マルドゥック・スクランブルは確かに優れたSF小説です。

ですが、私は同時にこれは魔法少女モノであるとも考えています。

魔法少女と聞いて貴方はどんなキャラクターを想像しますか?

「喋る不思議な小動物と一緒に魔法の力で悪と戦う可憐な美少女」

この言葉にバロットは完全に当てはまります。

 

たとえ、それが国家予算レベルの財力と最先端技術で作られたウフコックでも…

魔法ではなく拳銃とナイフとワイヤーカッターでも…

悪とは少女を食い物にする非情な金の亡者であったとしても…

バロットがウフコックに支えられながら生きる力を得て、

だんだんと輝いていくバロットの瞳は間違いなく魔法少女を描いたファンタジーです。

 

普段全くSF小説を読まず、むしろファンタジーばっかり読んでしまう私。

それでも、続編にも全て手を出すほどハマった理由はバロットが未来の魔法少女だからだと思いました。

プリキュアまどマギと言った本物の魔法少女モノが好きな人も、是非一度読んでみて下さい。


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