【ネタバレあり】家族のつながりとは~山本直樹「ありがとう」~山本直樹「ありがとう」
突然ですが、みなさん、実家暮らしですか?

それとも1人暮らし?

単身赴任?

家庭をもって独立?

二世帯住宅?

・・・その他にももちろん、家族の数だけ色々な形はあると思いますが、みなさん家族がいらっしゃると思います。

少なくとも両親がいなければ、生まれてきていませんから。

私たちの人生に欠かすことなく関わってくる「家族」、今日はそんな家族についての漫画をご紹介させて頂きます。

幸せな家庭の父親が、突然単身赴任になり、愛する家族と長年離れることに。ようやく単身赴任が終わり、帰ってくると・・。

タイトルは「ありがとう」作者は山本直樹です。

割りと古い作品で、1996年に映画化もされています。

主人公のお父さん、鈴木一郎は原作のモデルは怪優として名高い大久保鷹さんだそうですが、映画では奥田瑛二さんが演じていますね。

おぬおぬは映画は見ていないのですが、性描写や暴力的な描写の多いこの作品がどんなふうに映像化されているかはとても気になります。

 

この作品の主役となるのは、鈴木一家。夫婦と二人の娘がいます。

娘二人のうち、一人は高校生、もう一人は中学生、多感な年ごろですね。

ちなみに山本直樹さんが描く女の子、僕はとても好きです(笑)。同意してくれる人も多いはず!!

 

物語は、会社の都合で単身赴任になり、愛する家族と離れ離れにならざるを得なかった、父、一郎が、長年の単身赴任を終え、ようやく家族との時間を過ごすことが出来ると、マイホームに帰ってくるところから始まります。

本来なら感動的な再会があって、ここから幸せな生活が始まるはずで、物語になんかならない場面ですね。

妻と娘二人が「お帰りなさい!」と出迎えてくれるはずだったのですが・・。

マンガの最初の一コマはロドニー・ピアーズという人の問いかけから始まります。

「家庭とはなんでありましょうか?

それは暴力に満ち溢れたこの世界から逃れ、私たちが平和と安全を得られる最後の場所ではないでしょうか?」

個人的にはこの意見、大賛成です。

無条件で自分の味方になってくれる人がいる本当に有り難い場所、それが家庭、家族だと思いますから。

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大人の戦場、長い間の単身赴任を終えて帰ってきた父、一郎が見たものは・・。

地元の不良グループに薬漬けにされ輪姦される長女、昌子、家の中は不良グループに好き放題荒らされ、アルコール中毒の母、さくらはその状況をどうすることもできず、台所に座って酒を飲むだけ、中学生の妹、貴子も不良グループのリーダーの手にかかってしまっています。

幸せな家族の住む家は無法地帯と化し、地獄の様な状態になっていたのです。一話目からかなりの展開(笑)

 

一郎は不良グループを家から追い出し、そのうちの一人を人質にとります。

不良グループのリーダーが地元の警察署長の息子であるため、警察も頼りになりません。

一郎は家に立てこもり、家族を守る戦いを始めるのですが、彼が大切に思っていた家族はもはや違う形になっていました・・。

 

なんとか不良たちを退け、家庭の再生を図ろうと奮闘しますが、昌子は精神的なストレスから不登校になり、母はアルコール中毒の上、救いを求めて振興宗教に没頭、比較的しっかりしていると思われた妹の貴子も、不良グループに撮影されたセックス写真を学校にばらまかれいじめの標的にされます。

もはや父は家族の精神的支柱ではなくなっていたのです。

ありとあらゆる災難が降りかかる鈴木一家。

もちろんここまで極端な災難にはなかなか会いづらいですが、もしかしたらどの家庭も抱える悩みなのではないかと思います。

20年以上前のこの作品で描かれる、この家族が抱える問題は、アルコール依存、暴走族、暴力、レイプ、不登校、新興宗教、いじめ、父親の不在、ドラッグ、、、といったところでしょうか。

今だとこれに、貧困とかが加わるのかな?特に不自由なく暮らせる、幸せなはずの中流家庭に訪れる病を描いているのですから、貧困はまた別の問題かな・・

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自分が家を空けたことにも原因があると反省する父、一郎はなんとか幸せな家庭を取り戻そうと奮闘します。

不良たちを家から追い出し、アル中の母に代わって、ご飯を作り、娘の誕生日を心を込めてお祝いし、一生懸命娘たちと会話しようとします。

しかし、そんな思いは空回りし、家庭は表面上は平穏を取り返しますが、いったん離れてしまった家族の心までは取り戻せません。

母や娘たちも、決してそんな一郎のことを嫌っている訳ではないのですが、もう彼の行動が響かないのです。

次女の貴子は中学生ということもあってか、強く反発しますが・・。

 

鈴木家は、暖かな家族のつながりを取り戻すことができるのでしょうか・・。

そもそも家族のつながりって一体・・。

破天荒な物語ですが、とてもリアルに響いてくる山本直樹の「ありがとう」。

そして、この「ありがとう」という言葉、誰から誰に向けられた言葉なのか・・。

切ないけれど、それも見どころです。

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